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1年目から改装プロジェクトに挑戦

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※この記事は、2020年12月時点の情報を掲載しています。

 

CCCで活躍している若手社員のインタビューを連載する「#若手のリアル」

今回は、入社1年目に「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」(以下、TTR)から「六本木 蔦屋書店」へのリニューアルプロジェクトに携わり、現在2年目で六本木 蔦屋書店で雑誌と日本文化書籍の担当をしている南川紗英さんのインタビューをお届けします。

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今回の若手社員

南川 紗英さん

2019年4月CCC入社。六本木 蔦屋書店で雑誌と日本文化書籍を担当し、書籍の選書から発注、接客、そしてスタッフマネジメントや運営の改善に従事している。

六本木 蔦屋書店|アートのある暮らしを提案する蔦屋書店

自分探しの場所としての出会い

――CCCを知ったきっかけは何ですか?

自分の「好き」や「楽しい」を仕事に繋げられればと思っていたので、就活初期の頃に「自分の興味のあるものってなんだろう」という、恥ずかしい言い方で言えば"自分探し”のような目的で代官山 蔦屋書店に足を運んだことがありました。そこで、例えば紙や印刷デザインの会社も面白そうなどと、業界研究などにも役立てていたのですが、「そもそも、こういったインスピレーションを与えてくれる場となっている蔦屋書店ってどこの会社がやっているんだろう?」と調べたことで、初めてCCCを知り、興味を持ち始めました。

――興味を持ち始めたところから、CCCに入社を決めた理由を教えてください。

もちろん様々な理由が重なっての決断でしたが、いちばんの魅力は「いろいろな可能性があること」でした。出版社なども受けていたのですが、出版不況という情勢の中でずっと働いていけるのかという不安もあり、迷いがありました。一方CCCには事業がたくさんあり、例えば本に携わる仕事でも、蔦屋書店をはじめとするプラットフォームから、グループの出版社でコンテンツそのものを作ることまで、またそれ以外でも様々な可能性に挑戦することができるのが大きな強みだと感じ、入社を決断しました。

1年目から改装プロジェクトに挑戦

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――現在の仕事内容を教えてください。

六本木 蔦屋書店にて雑誌と日本文化書籍の担当をしています。入荷や陳列、接客など実際に店頭に立って本に触れる仕事から、出版社様との商談、棚の選書、フェアやイベントの企画なども行っています。また本の担当といっても、運営ルール作りやアルバイトスタッフさんへの指導、売上管理など、お店を営業していく上で必要な様々な業務を行っています。

――1年目に携わった改装プロジェクトについて詳しく教えてください。

入社直後から、翌年3月の改装に向けてプロジェクトがスタートしました。私も入社したばかりの新鮮で客観的な視点や、業務を覚える中で感じた内野の視点を元に、様々な意見を出させてもらいました。

特に担当ジャンルについては、すべて自分でコンセプト作りから選書までおこない、棚づくりをしました。たとえば外国人居住者や海外からの観光客も多い土地柄を活かし、日本文化から新たな発想を得て、自国に持って帰りたくなるような魅力的な洋書を取り揃えました。その他にも運営ルールの設定や店内の地図作成など、表には直接見えない細かい任務も数えきれないほどあり、とても大変でしたが、CCCのフラッグシップ店の一つとして、また六本木ヒルズという街の本屋として、社内でも地域でも注目度と期待値の高い改装にこれだけ自分の手を入れさせてもらえたことに、やりがいと学びがたくさんありました。

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――その中で特に印象に残っている経験はありますか?

購入時のラッピングペーパーをデザインしたことですね。ラッピングペーパー自体もおみやげになるよう、浮世絵デザインの限定包装サービスをつくりました。実際製作を進めようとしたとき、私はラッピングのサービスだけではなく、上記通りの売場の企画からスタッフマネジメント、運営ルールの作成などとにかく膨大な任務に追われていました。なので、アイディアはあったけどなかなか計画が進まないという状況が続いていたんです。そんな中でも、CCCの行動規範に「好感度人間たれ。好かれなければ情報は集まらない。」という言葉があるように、常に前向きな姿勢で積極的に報告や相談を繰り返し、信頼を得ながら情報を集めようともがいた結果、この企画に協力してもらえる方を紹介していただけることになったんです。その後は、自分でも驚くくらいのスピード感で話が進み、ラッピング用紙ができました。この経験から、今まで以上に好感度人間でいようと努めています。改装後、自身が手掛けた売場で実際に「母国の友人にプレゼントする」と海外のお客さまに言っていただいたときはとても嬉しかったです。

挑戦できる環境

――働いていく中でCCCらしいなと感じたことはありますか?

やらないでがっかりされることはあるけれど、やってみた上で失敗したことはあまり責められないところです。たとえば、改装後の新しい雑誌売場の陳列を考える際、あえてジャンル別などではなく、毎号特集が変わるような特集誌をまとめて、海外の雑誌も日本の雑誌もナチュラルに隣り合うような新鮮な平台を作りました。が、それではわかりづらかったのか、売上が伸び悩んでしまいました。そんなときに「なんでそんな平台にしたの」ではなく「こういうのはうちのお店では合わないと知ることができたから、次のアイディアを考えてみよう」と言われました。もちろん、やってみてその上で成功するのが一番であり、失敗しないよう入念に予測や準備をすることが必要ですが、失敗を恐れすぎて何もしないよりは、「やってみたい」と挑戦してみることを大切にしているのはこの会社らしいと思います。また、売上が伸び悩んだ雑誌平台で次の施策に移行したように、失敗したときに機敏に方向修正することができるのも、この例に限らず、会社全体の特徴のように感じます。

インタビュー担当社員のひとこと

インタビューをした私も1年目南川さんと一緒に六本木 蔦屋書店で改装プロジェクトに携わり、ともに乗り越えた同期です。なので、今回のインタビューを聞いて、1年目のたくさんの思い出に思いを馳せました。南川さんのつくる棚には愛が溢れていて、よく「この本いいね!」と話かけると、「これはね~」と1冊1冊の本を大事そうに紹介してくれます。また、南川さんの作った浮世絵のラッピングは、本当に素敵で、私も友人にプレゼントする際はいつも利用しています。皆さんもぜひ六本木 蔦屋書店に行ってみてください!