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【座談会】若手社員が語る“CCC公共サービス”の魅力と挑戦

CCCは「カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」をミッションとして、地方自治体や地域企業と共に、地域の課題解決に繋がる公共サービス事業領域に注力しています。関係する地域は日本全国に広がっており、そのため、日本の地域に貢献したい意志のある人材を募集しています。

今回は、実際に全国の公共施設で働く入社2~4年目の若手社員に、CCCに入社した理由や、公共サービス事業でのやりがい、チャレンジしたいことなど、座談会を実施しました。

(記事内の情報は2023年10月取材当時のものです)

 

社員プロフィール

入社のきっかけ

――まず、皆さんがCCCに入社したきっかけを教えてください。

森口:大学で地域活性化や地方創生について学ぶ中で、持続性のある地方創生に取り組むことが重要だと実感していました。そのため就活でも “お金を稼ぎながら地方創生を実現したい”という想いがあり、民間企業として公共事業に関わっているCCCに興味を持ちました。

佐藤:大学生だった時にCCCの「延岡市駅前複合施設 エンクロス」が、出身の宮崎県にできたことで「カッコいいものが地元にできた」と興味を持ち、色々調べているうちに気が付いたら入社していました(笑)。もともと地元で働きたい想いも強く、各地域の面白さを最大限引き出していくCCCの取り組みに強く惹かれました。

有山:僕はむしろCCCが公共事業に取り組んでいることを知らずに入社しました。就活の自己分析で、40年以上働くことを想像した時に「リアルで人と話したり、繋がったりする場」が好きだと気づきました。その後、イベントやエンタメの軸でCCCを知り、その空間づくりに携わりたいと感じました。

細谷:僕も最初はエンタメの会社に入りたいと思っていました。都市部ではなく、地方の魅力的なアーティストが輝き、それにより地域の経済が回ることで、賑わいと文化を醸成できるような“地域に根差したエンタメ”に関わりたいと思っていました。自分自身が東京の生活にあこがれていたのですが、あこがれがなくなってしまったということもあります・・・(笑)

入社後~現在

――実際に入社して「思っていたのと違う?」とギャップを感じたことはありますか?

有山:良くも悪くも“マニュアル通り”がなく、いい意味で自由なところかな…。もちろん入社当初は指示をしてもらって仕事をすることもありましたが、4年目を迎えた今、いつ何をするか、全て自分で決めないと仕事が進まないと実感しています。

細谷:僕も、めちゃくちゃ自由やな~と思います。音楽好きの同僚と地域の若者に向けたDJやラッパーの方を呼んだイベントも企画することができました。もちろん自由に責任は付き物ですが、多角的に評価してもらえるので、自分のやりたい仕事に取り組めることは大きなチャンスだと思っています。

佐藤:わかっていたことでしたが、転勤の多さですね。もともと住む場所を選びたかった私にとって、入社前にすごく迷ったポイントでした(笑)。逆に自分が想像もしなかった街に行けることは、図らずも、人生の選択肢を広げてくれることだと思っています。その土地ごとの魅力に触れられるのは今では楽しみでもあります。

森口:そのほかは、想像以上にデスクワークより実際に体を動かす業務が多いと感じました。日によっては、一日中動いていることもあります。

――日々のお仕事で、今一番やりがいを感じていることを教えてください!

森口:ありがたいことに、学生時代に熱中していたサッカーが今の仕事につながっていることです。赴任した時の「サッカーが好き」という自己紹介を上司が覚えてくれて、地元のJリーグチーム「レノファ山口FC」に関するイベントを一任していただきました。もちろん他の仕事にも感じることですが、自分の好きなことを通じて、街の人との関わり合いを創出できるのは、非常にやりがいを感じます。

細谷:もともと弊社が公共事業において発揮していた価値は“オシャレな空間”と“にぎわい創出”という側面が強かったのですが、今では地域課題解決など、“街づくりの中心”に携わらせていただけることです。マルタスでは「協働」をテーマに、NPO法人や民間事業者、行政など異なる立場の組織のハブとなるために、マルタスとしてどんなサービスを創出・改善するかに日々頭を悩ませています。また、地域の方との飲み会や地域の様々なプレイヤーと連携していくための挨拶周りなど、泥臭く、街に溶け込む“つなぎ役”として奮闘しています。

有山:駅周辺の賑わいを創出する取り組みで、CCC初となる、公園・広場の一体管理業務に携わっています。その中で造園会社や駐車場管理会社の方と連携し、「どのように憩いと賑わいある駅周辺づくりができるか」という未知の問いについて一緒に考え、答えていくことにやりがいを感じます。また公共事業部では自身で問を立てる力も重視しており、私生活で感じる些細な問題から潜在的な地域課題を考えるワークを実施するなど、自分ならではの「地域に対して抱く視点・観点」を探り、現場での仕事に結びつける模索がなされています。

佐藤:スタートアップカフェは、起業・創業をサポートする場ですが、やりたいことや好きなことをビジネスとして実現することは、他館でサポートしている市民活動のゴールのひとつになるのではないかと感じています。今後、様々な自治体においても、地域経済の活性化から雇用の改善、さらに税収の拡大などが期待できる、CCCの創業支援のニーズは高まってくると思います。そんな地方創生の重要なファクターに関わりながら、自身の知識や考え方を広げていけることにやりがいを感じます。

 

未来の挑戦、未来の仲間

――今後、CCCでチャレンジしたいことは何ですか?

森口:11月に鹿児島県薩摩川内市に来春開館予定の新館立ち上げプロジェクトに異動します。これまでは既存館で決まった業務の改善やプラスアルファといった仕事が多かったですが、来月からはゼロイチで、日々の業務もイベントも生み出していくことが多くなると思うので、今までのノウハウを活かしてチャレンジしていきたいと思っています。

有山:個人的な話ですが、異動が多いことを活かした“旅をするような働き方”を実現することです。実際に地方で生活して気が付いたのは電源コンセントとWi-Fiが整った“どこでも働ける環境”が限られていることでした。そんな環境づくりを経験してきた「人との繋がるリアルな場づくり」の視点から解消し、全国各地を旅するように仕事ができるキャリアを実現できればと思います。仕事で暮らした場所が自らの新しいふるさとになり、日本全国に帰りたくなる街が増えることは僕にとっての豊かさであると思います。

佐藤:地元の宮崎に持って帰れるものを探し続けることが今の目標です。佐賀県の図書館で勤務した経験から、福岡県でスタートアップカフェをやってきたこと、そしてこれから新しい場所で挑戦することを全部集めて、新しい価値を地元で創ることができればと思っています。その際は、市民の場づくりをしながら、そんな場所があるということをしっかりと広報することも、CCCがハブとなってやっていくべきだと考えています。

細谷:市民活動支援においては、人が育つ環境を作ることです。もちろんスタッフや社員の皆さんにご協力いただいていますが、現状、マルタスで市民活動支援をゼロから100で携わっているのは僕一人だけで、もし自分が異動すると、今抱えている案件はすべて吹っ飛んでしまうかもしれない…。市民の方への信頼関係や価値づくりという観点からも、人の育成やその環境整備にはしっかりと取り組みたいと思っています。また世の中にまだまだ概念などが拡大されていない市民活動について、組織内でスキルや知識を体系化していくことも重要だと感じています。

――最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!

有山:CCCで仕事をする上で、自分のキャラクターって結構大事なのかもと思いました。僕自身も入社して初めて手ごたえを感じたのは、自分の感情に対して素直に仕事ができた時だと思います。好きなものを探求して、言葉にしていくことでCCCでのキャリアも見えてくるかなと思います。

佐藤:CCCは公共サービス事業だけでも、本当にいろいろな仕事やスタイルがあることが魅力です。いまは「Cチャレ」という社内公募制度もあるので、興味があるところに飛び込むこともできます。そんな多種多様な仕事を、会社としてではなく、自分ごととして落とし込んで、地域の課題を市民目線で考えられることが、公共サービス事業の一番楽しいことかなと思います。ぜひ一緒に、地域で面白く働きましょう!

細谷:先日のイベントで、秋風に晒されながら7時間くらい屋外で竹に火を灯す係をやったかと思えば、翌日はPCとにらめっこをして「協働」について頭を抱えるなど、仕事のふり幅が大きいのも面白いです(笑)。またCCCに対して「面白いことを一緒にやりましょう」と一味違う面を期待してくださっている自治体さんも多く、エンタメと地域を絡めるなど、いろんなことができるのも特長です。またCCCは人が良いのも魅力で、優しい人が多く失敗しても前向きに助け合う文化があると思います。僕も昨年失敗をしてしまった際には、アルバイトスタッフや社員の皆がフォローしてくれて、その優しさに思わず泣いちゃいました…(笑)。

森口:地方において、CCCが関われる仕事の自由さ、種類の多さ、質の高さが魅力だと思います。だからこそ集まる方も想いやスキルを持った方が多く、先ほどの「いい人が多い」ということにつながるかなと思います。また、これまでCCCが培ってきた実績やリレーションがあるからこそ、「CCCに任せたい」という期待感が様々な地域に派生していることは、今後公共事業部で働く上で、非常に大きなやりがいだと思います。