CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

社内公募『Cチャレ』、未経験からデータアナリストに挑戦した1年間

CCCの「Cチャレ」は、自ら新しいポジションに手を挙げてチャレンジすることができる社内公募制度です。

社内で空席ポジションがある場合、募集要項を全社員に開示する仕組みとなっており、他事業部の仕事内容への理解を深め、自分が次にどのようなチャレンジをしたいかを検討することができます。2022年からスタートし、すでに累計140名のエントリー実績があります(※2023年9月実績)。

 

今回は、そんな「Cチャレ」を活用して、TSUTAYA事業からCCCMKホールディングスのデータアナリストに転身した二人にインタビューを実施。異動から1年を経て、応募当時の心境や、やりがい、今後の目標などについて深堀りしました。

 

プロフィール

データアナリストとしての現在とCチャレ応募まで

――まずは、現在のお二人の業務内容について教えてください!

小島:

私と廣江さんは同じ部署でデータアナリストとして勤務しています。具体的には、アライアンス先様や飲料・食品・日用品などのメーカー様、更には金融や保険など、幅広いクライアントに対して、購買データなどの様々なデータを活用し、販促のための対象者の抽出や、施策の効果検証、商品分析などを行っています。

 

――お二人がCチャレで、データアナリストを目指したきっかけは?

廣江:

TSUTAYA事業にいた当時から、レンタルの年間ランキングや全国キャンペーンのターゲット層選定、クーポン販促の効果検証など、データを取り扱う業務に関わっていました。その中で、データアナリストという仕事にもチャレンジしたいという想いを強めていました。一方で、TSUTAYA事業ではレンタル業務の自動化・効率化により、自身が受け持っていたデータ分析業務は徐々に手を離れていたところ、ちょうどそのタイミングでCチャレの公募を目にして、興味のある分野に飛び込みました。

小島:

私もTSUTAYA事業の中でデータ分析をする機会が多く、その中でも株式会社Catalyst・Data・Partnersの分析のお手伝いでIBM SPSS Modeler(データ分析ツール)を使わせていただいた際に、Tカードのデータベースの豊富さに面白さを感じ、データアナリストにも憧れを抱くようになりました。しかし40歳を過ぎて未経験で外部に転職をするのは難しいだろうと悩んでいたところ、Cチャレの公募を目にして、チャレンジしました。

 

――Cチャレに応募する前に、不安だったことはありますか?

廣江:

取り組んできた自動化・効率化が進み、チーム内のメンバーでも問題なく対応が出来ると思えたので、あまり不安はありませんでした。ただ、新卒入社以来ずっとTSUTAYA事業にいたので、CCCMKホールディングスはグループ会社といえどもまるで別会社のようで、初めて知り合いがいない部署へ異動することに一抹の不安がありました。

小島:

私は不安しかなくて、本当に応募するか直前まで悩みました。説明会でも募集部署は20~30代の方が多いことを知り、年齢的にも新しいことにチャレンジするのが怖くもありました。また育児との両立においても、それまで時短勤務など融通を利かせてもらっていた生活が一転するかもしれないという不安や、ちょうど長女と末娘が中学校と小学校にそれぞれ進学するタイミングで忙しくなることが明らかだったので、非常に悩みました。その一方で、これだけ悩んでいるということは、自分の中にチャレンジしたいという想いがあるからこそだと確信し、「やらずに後悔するよりも、やって後悔しよう」と一念発起して、応募しました。

 

Cチャレ利用での異動を経験して

――異動後に感じた、新しい部署の第一印象はいかがでしたか?

廣江:

約1か月半の研修プログラムが非常に充実しており、育成スケジュールの策定やチューターをはじめとした周りの方からの積極的なサポートなど、とても温かく迎え入れていただきました。正直、業務レベルは想像以上に高かったのですが、それでも年齢関係なく尊敬できる方に支えられて、安心して業務に臨むことができました。

小島:

第一印象は、若くて優秀な方が多くいらっしゃるということでした。また、案件を担当する際には必ず誰かしらが積極的に手を挙げてサポートしてくれて、わからないことにもすぐに答えてもらえるなど、人を育てる・人に寄り添う文化を感じました。実際、業務量も多く、手間や作業的な時間がかかる仕事も増えましたが、私用休憩などフレキシブルな働き方で、当初懸念していた娘たちの進学も無事に対応することができました。

 

――Cチャレで異動して1年間働いてみて、嬉しかったことは何ですか?

廣江:

全く新しい業務に一つ一つ対応していく中で、経験値が上がっていく感覚が非常に嬉しかったです。CCCMKホールディングスはクライアントによって業種や業界も異なるので、データ分析の内容も案件ごとに新鮮さがあり、新しい経験を積み上げられることに、非常に楽しさを感じます。

小島:

真っ先に思い浮かんだのは、配属先に廣江さんが一緒にいてくれて、大変な思いを共有できたことでした(笑)。業務面では、案件を一つひとつこなしていくなかで、できることの幅が少しずつ広がっていったことです。また、自身が関わった案件で、営業の方から「受注が取れました」と報告をいただけると、業務が実を結び、非常にやりがいを感じます。

 

――逆に、Cチャレで異動してから1年間働いてみて、苦労したことは何ですか?

廣江:

今年の4月から営業の窓口担当として、営業の定例ミーティングにも参加するようになりました。その中では、マーケティング用語やクライアント向き合いの専門用語などが多く飛び交い、会議内容を咀嚼するのに多くの時間がかかりました。全く違う業種、業界としての新鮮さを感じる一方で、そもそもの基礎的な知識の習得からチームへのフィードバックにも苦労しました。

小島:

IBM SPSS ModelerやTableauなどの分析ツールから、SQLやPythonなどのプログラミング言語まで、とにかく覚えることが多く苦労しています。またデータアナリストとして、営業とのやり取りからデータの理解、さらには施策ごとに異なる分析要件や納品フォーマットなど過去からの業務知識やルールなどを把握するのが大変でした。

自身のこれからと未来の仲間へ

――これからの自身のキャリアプランの目標は?

廣江:

この1年間はついていくのがやっとだったので、まずは先輩方のように「相談をされるデータアナリストになる」ことを目標にしたいです。上長からも「とにかく打席に立って経験を積むことが大事」と言われているので、いろいろな“場”に出て話を聴き、多くの案件に関わっていく中で、経験値を積み上げていきたいです。

小島:

この1年間はまるでロールプレイングゲームのようで、1案件ごとに地道に新しい経験値を積み重ねていったように思います。現状は、指示されたセグメントや条件でデータを抽出し、納品を行っていますが、今後は先輩方のように分析設計から関わり、クライアントの課題解決ができるデータアナリストを目指したいです。現在は、自身の分析案件以外のミーティングにも同席させていただくなどして、知見を広げています。



 

――社内で、Cチャレに応募しようと考えている人に、一言アドバイスをお願いします!

廣江:

社内という“人のネットワークが残っている環境”で全く新しい業務にチャレンジができる機会はめったにないことだと思います。全くのゼロベースから転職を考えるよりも、新しい部署で得られた経験をもとに、前部署のメンバーも巻き込むことができるので、グループを横断した新しい価値の創出にも繋がると感じています。

小島:

私自身は不安だらけの中で飛び込みましたが、自分の気持ちに正直に挑戦してよかったと今は思います。今Cチャレを考えている方にも、それぞれの立場や環境における色々な不安があるかもしれませんが、思い切って挑戦することで新しい道が切り開けることもあると思います。

 

――これからCCCで働きたいと思っている方にメッセージをお願いします

廣江:

人がとても良い会社だなと思っています。過去に「この人と働きたい」という想いから異動希望を出したこともあるほど、人には恵まれていると思っています。また私は新卒入社ですが、経験したことのない新しい知識や経験を持っている中途入社の方と出会えるのも大きな魅力です。色々な人に出会い、色々な考え方に触れながら、知識を共有しあって、仕事ができる環境だと感じています。

小島:

新卒入社で長くこの会社にいますが、廣江さんと同じで、とても人が良いなということを感じています。周囲の方々のおかげで今まで続けることができています。また入社以来変わらないこととして、やりたいと手を挙げたことに対して、年次や経験関係なく任せてくれる土壌があることもCCCならではの特徴だと感じています。