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たくさんの応援が、企画の実現につながる

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※この記事は、2021年2月時点の情報を掲載しています。

 

企画会社CCCがこれまで手がけてきた企画の数々。

そんな一つひとつの企画の裏側に隠された「一人のアイデアがやがて事業へと成長するまでのストーリー」に光を当て、お伝えする「#キカクノキッカケ」。

今回は、子どもたちの描いた絵がそのままTカードになるという「みんなのおうち時間 ~夢をTカードにしよう~」を生み出したメンバーを代表して、麻植さんと山本さんのインタビューを21卒内定者がお届けします!

みんなのおうち時間 ~夢をTカードにしよう~オンライン展覧会

今回のキカク人

麻植 久視子さん

2017年にCCCに中途入社。Tポイント・ジャパン(以下、TPJ) プロモーションユニット クリエイティブチームに所属し、デザイナーとして企画に携わっている。 

山本 智子さん

2017年にCCCに中途入社。現在はTPJ プロモーションユニットに所属し、プランナーとしてTポイントの利用を促進するためのプロモーション企画に従事。

自分の好きなことに関われる仕事を。

ーーお二人はなぜ今の職種を選んだのでしょうか?

麻植:私は小さいころから絵を描くことが好きで、将来は自分の好きなことを仕事にできたらと思い、デザインに携わることのできる会社に入ろうと思いました。

学生時代にはウェブサイトや映像などのデザインを勉強していましたが、ある授業で子どもたちの視点に立って知育玩具やワークショップを考える、キッズサイズデザインを学ぶ機会がありました。その時デザインを通して世の中や大勢の人々を豊かにしていきたいといった思いを強く持つようになり、今の職種を選びました。

山本:私は就職活動の際、本当にぼんやりした気持ちだったんですけど、プロモーションの仕事がしたい、という想いがありました。思い返すとそのきっかけは中学3年生の時にあったと思っています。授業の一環で「1年間かけて好きなことをテーマに作文を書く」という課題が出て、その時に書きたいことが何にもなくて(笑)。図書館で参考になりそうな本を探している時に、1冊の本と出会ったんです。その本は色彩と絵と心理の関係について書かれた本で、当時すごく惹かれたのを覚えています。大学も色彩心理学を学べる大学に入って、カフェの空間と色彩の関係性を調べたりしていました。仕事においても、色彩と空間をプロモーションなどにも活かせるのではと感じ、今の職種を選びました。

世の中を少しでも元気にしたい。そのために、なんかやろうぜ。

ーー今回の企画は普段の業務とは少し違うとお聞きしましたが、どのような経緯で始まったんでしょうか?

麻植:実は、今回の企画は新型コロナウィルスが猛威を振るっていた2020年4月に、世の中を少しでも元気に、便利に、楽しくしたいということで、私の所属するクリエイティブチームのリーダーから「なんかやろうぜ!」と声掛けされたことが始まりです。

はじめはメンバー3人でアイデアを出し合うところから始めました。「マスクに笑顔を書いちゃおう!」とか、「ソーシャルディスタンスでハグができないから”デジタルハグ”はどう?」など、様々なアイデアをブレストしました。そんな中、ゴールデンウィークに長い休みがある子どもたちをターゲットに何か企画ができないかという話になり、「オリジナルのTカードを作れたら面白いんじゃないか?」というアイデアのもと、広報、プロモーション、クリエイティブのメンバー6人でこの企画が動き始めました。

山本:色々な部署の協力が必要ということで、そのタイミングで私にも声が掛かり、プロジェクトに参加することになりました。実は動き出した段階では本物のTカードではなくて、子どもたちの絵が描かれたTカードケースを作ってプレゼントしようと話していたんです。でも最終的には色んな方の後押しがあって本物のTカードをプレゼントできることになりました。

そうして生まれたキカク、『みんなのおうち時間~夢をTカードにしよう~』

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少しでも世の中を元気に、便利に、楽しくできたらいいなというコンセプトのもと、3人から始まったこの企画。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、自宅で過ごす時間が増えている小学生の子どもたちに向け、創造することの楽しさを体感してもらうためのお絵描きコンテストが実施された。採用された絵は実際にTカードのイラストとして使用され、子どもたちにプレゼントされた。

世の中が大変な時だからこそ、本当にいいねと言えるものを

ーー今回の企画をするにあたって大切にされたことはありますか?

麻植:今回の企画は、「自分たちが本当にいいなと思えることをしよう」と決めて始まりました。外出自粛で出勤もできず、いつも通りの仕事ができないからこそ「チームのメンバーが一人でもストレスを感じたらやめる」というルールを決めました。普段は目標やそれを達成するために取り組みなどを決めて行動しますが、今回は世の中が大変な時だからこそ、「Tカードってなんかいいよね」と心から思ってもらえる、感じてもらえることを大切にしました。

山本:いつもと違う状況にもかかわらず、スピーディーに企画が進んだように思います。普段の企画のスケジュールよりもすごく短くて、しかも全員が家で仕事をしなければいけない。普段なら簡単にクリアできるような課題に手間取ってしまうこともありました。でも、だからこそ、やれる中で最高のものを作ろう!と、企画に携わる全メンバーが積極的に、また社内の他部署の方も協力的に動いてくれたおかげで企画が実現したと思っています。

『想い』への共感とたくさんの応援がある会社

ーー今回の企画を通して感じた『CCCの魅力』は何ですか?

麻植:企画を実施するにあたってすごく感じたのは「みんなが想いに共感してくれる」ということです。3人で始めた企画でしたが、少しでも世の中を元気にしたいという想いのもと、本当に様々な部署の方々が協力してくれました。動き始めてから実施に至るまで1か月弱という短期間の中で、多方面に働きかけてくれた方や、いろいろな問題にスピーディーに対応し調整してくれた方、たくさんのアイデアが出る中、方向性を示し続けてくれた方など、想いに共感して協力してくれる方がたくさんいたことが印象的でした。

山本:確かに、最後は経営陣から「面白いじゃん、やろうよ!」という後押しもあって、実際にオリジナルTカードを作れたことはすごく嬉しかったですね。アイデアに対してだけじゃなくて、「これがやりたい!」という“想い”に共感して応援してくれるところがCCCの良いところだなと思っています。