CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

最強データで街のイメージを再定義する。

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※この記事は、2020年11月時点の情報を掲載しています。

 

企画会社CCCがこれまで手がけてきた企画の数々。

そんな一つひとつの企画の裏側に隠された、「一人のアイデアがやがて事業へと成長するまでのストーリー」に光を当てお伝えする「#キカクノキッカケ」。

今回は、SHIBUYA109 lab.様とのマーケティング共同調査「『渋谷・原宿・新宿・池袋』各エリア生息女子大生の生態比較」を企画した大山さんと栗田さんのインタビューを、21卒内定者がお届けします!

今回のキカク人

大山 翔平さん

2018年CCCに中途入社。前職でもマーケティングを専門にしていたが、購買データを扱うことに魅力を感じCCCに。現在ファッションコンサルティングユニットにてデータアナリスト業務を担当。

 栗田 あかねさん

2010年CCCに新卒入社。昨年まではファッションコンサルティング部に所属しており、現在はTポイントアライアンスの営業をしている。

ファッションコンサルティングユニットにて面白い企画を創り出したお二人に、今回の企画が生まれた経緯や、CCCらしい働き方などについてお伺いしました。

定性×定量データの最強調査で生活者のリアルを把握する | CCCマーケティング

 それぞれの思いを胸に、CCCヘ。

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ーーお二人はマーケティング領域でのお仕事をされていますが、学生時代の経験と入社に至った経緯を教えてください。

 大山(写真左):学生時代は経済学部で、中でも時代ごとの企業経営における成功や失敗を学ぶ企業経営史に興味を持っていました。それを専門とする教授のゼミに入ったことをきっかけにマーケティングに触れました。ゼミではビジネスコンテストや商品企画をやっていて、その影響で前職でもマーケティングに携わる仕事をしていました。その中でCCCのもつ購買データの魅力に惹かれて転職しました。

 栗田(写真右):大学では広告について学ぶゼミに所属していました。世の中に何かを伝えるということに興味があって就活当時は広告代理店などもみていました。その中で企画会社と謳うCCCでも"伝えること"に関わることができると知り、さらに面接での人の良さに惹かれ入社しました。

お互いの強みを掛け合わせた「最強データ」の誕生

ーーそんなお二人は昨年同じ部署に配属され、この企画を始めることになったんですね。

 栗田:そうなんです。CCCマーケティングのファッションコンサルティングの部門へ配属になったのですが、実はCCCはまだあまりアパレル業界での実績はなくて。その中でCCCの強みを活かした新しい試みができないかと始まったのが、SHIBUYA109 lab.様とのコラボ企画だったんです。

 大山:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント様は元からお取引先だったのですが、SHIBUYA109 lab.ができたばかりということで、ぜひ一緒に何かできたら面白いよねとコラボ企画が始まりました。特にCCCの定量データSHIBUYA109 lab.様の定性データを掛け合わせたらすごいものができるとワクワクしました。私たちはこれを「最強データ」と呼んでいます(笑)。

 街ごとのイメージって、本当にあってるの?という疑問。

ーー「最強データ」を使うと決まったところから、どのように各エリア生息女子大学生の生態というアイディアに繋がっていったのですか?

 栗田:元々 SHIBUYA109 lab.様は女子大学生についてはとても詳しいので、女子大学生というターゲットは最初から決まっていました。また、お互い会社が渋谷にあるので、渋谷の若者について企画しようとしていたんです。

 大山:私たちはまず、渋谷の若者について知るために、他のエリアの若者と比較したんですね。「渋谷に比べて池袋の若者ってこんなイメージあるよね」といった具合に。そんな時、そういえば街ごとにイメージってあるけれど、それって本当に合っているのかなと疑問に思ったんです。じゃあデータを使って、街ごとのイメージと実態を比較検証して可視化するのはどうかと、打合せで盛り上がったのがこの企画のきっかけです。

 そうして生まれたキカク、「渋谷・原宿・新宿・池袋 各エリア生息女子大生の生態比較」

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左上から時計回りに、原宿女子大生(以下、JD)、渋谷JD、池袋JD、新宿JD

 この企画は、around 20(15~24歳の女性)の若者に毎月200人のインタビューをするSHIBUYA109 lab.様の定性データと、膨大な顧客データを扱うCCCマーケティングの定量データをかけ合わせて創る共同調査。両社のある渋谷をはじめ、原宿、新宿、池袋の若者について「来街目的」「消費傾向」「エンタテインメント」「ファッション」といった観点から、その街のもつイメージをデータによって可視化し、再定義するという大きな試みである。 

データという圧倒的な根拠があるからこそ、自信を持って再定義できる。

ーーイメージを定義するというのは、ある種その街をパッケージ化してしまうような怖さがあると思うのですが、それに対して不安などはありましたか?

栗田:今はメディアが多様化しているので一言で表せる定義というものはなくなってきていると思うんですね。その中でもパッケージ化してしまう怖さというのは、一人だけに焦点を当てて、それが若者の縮図だと決めつけてしまう時に起こると思うんです。

大山:その点、私たちの調査というのは、膨大なデータを元にイメージの再定義をはかっています。なので全て事実に基づいて可視化されたものであるため、圧倒的根拠がある点であまりパッケージ化してしまう怖さはなかったですね。でも、例えば「渋谷の若者はサブカル志向」のような言葉だけが独り歩きしないようには気をつけました。

 打合せが楽しみになる、そんな働き方。

ーー打合せの時に盛り上がってこの企画が誕生したとおっしゃってましたが、普段からそのような雰囲気でお仕事をされているのですか?

 大山:私たち二人と、SHIBUYA109 lab.様のお二人は実はみんな歳が近くて、終始ワイワイと盛り上がりながら仕事は進んでいきました。毎回打合せが楽しみになるくらい(笑)。

でも、もちろんその打合せでディスカッションが活発に行えるように事前の準備は綿密に行なっていました。社内で栗田さんとああだこうだと言いながら1回の打合せで3時間くらいかかった時もありましたね(笑)

栗田:分析しなければいけないデータが本当に膨大にあって。二人で準備する時には何度もそれらのデータを様々な角度から見ることを続けました。でもこうやってワイワイ話し合いながら仕事を進めていくのはCCCでは特によくあることだと思います。みんなよくしゃべっているイメージですね。前に別の会社の方が来社された際に「こんなにみなさん笑いながら働くんですね」と言われたこともあります(笑)   

過去や手段にとらわれず、新しい方法の選択ができる自由がある

ーー最後にお二人から見るCCCで働く魅力を教えてください。

 栗田:「やりたいことがあるならやってみたらいいんじゃない?」という風土があることは魅力的だと思います。いい意味で手段は問わないというか(笑)。もちろんその企画の目的がずれていないことが前提ではありますが、その上でそこにたどり着く方法は任せてもらえる自由度があります。

 大山:自由度が高いことは会社の文化な気がします。それを遮る人はいないし、なんなら今まで色々なことに挑戦してきた経験を持つ、周りの多くの方が助けてもくれます。

 栗田:そしてCCCにはおそらく、単純に新しいことが好きという人が多いのも事実な気がします。今までのやり方にとらわれずに、常に環境や思考をアップデートし続け、良いものや面白いものに敏感でい続けるところも魅力の一つだと思います。