※この記事は、2021年6月時点の情報を掲載しています。
CCCで多様な働き方をしている社員にインタビューし、CCCならではの企業文化や働き方を掘り下げていく 「#CCCの働き方」
第4回のテーマは、女性のキャリアと子育てについて。子育てしながら新しい分野の仕事にチャレンジし、活躍する女性社員にインタビューしました。
プロフィール
関水 育子さん
2011年 中途入社。Tポイント・ジャパン(以下、TPJ)でリサーチ業務やデータアナリスト(以下、DA)として分析業務に携わる。産休・育休を経た後、社内公募で公共サービス企画事業に異動。現在は公共サービス企画の営業支援チームのリーダーとして活躍している。
CCCに入社するまでの経緯
ーー大学時代はどんな風に過ごしていましたか?
子どもの頃から生き物が好きだったのと、兄が獣医だったこともあり、大学では農学部に入りました。当時はバブル崩壊後だったので、就職を考えると理系がいいかも、と単純に思ったのもあります(笑)。漢方や細胞・免疫の勉強をしていました。
ーー就活は何を軸に、どんな会社を見ていましたか?
理系なので周囲には大学院にいく人も一定数いました。また製薬・食品メーカー、化学まわりの会社に行く人もいましたが、私はあまりそういう業界に興味がなかったのと、就職氷河期だったのでなんとか正社員の道を探したいと考えて、新卒では人材派遣の会社に入りました。しかし、営業の仕事がハードで体調を崩し退職。派遣を経て、2社目では専門性を身に着けたいと思い、リサーチ会社に転職しました。最初はシステム運用、その後リサーチャーとしてアンケート設計から分析、報告までを担っていました。
ーーなぜCCCに転職しようと思ったんですか?
30代を過ぎて結婚もして、このままの働き方では体力的にも厳しいと思ったことがきっかけです。専門性を生かしてもう少し緩やかなペースで働けないかなと思っていたところに、人の繋がりからCCCを知り、縁あって入社することになりました。
CCCに魅力を感じたポイントは、ビッグデータを持っているだけでなく、事業会社でもあることですね。これまでの経験を生かして、事業でもデータを使って仕事をしてみたいと思いました。
ーーCCCに入社してみてどう感じましたか。
最初はTPJでリサーチ担当をし、その後DAの業務に携わるようになりました。DAになってからは、営業担当者と一緒に商談で外出したり、アクションの部分も一緒に考えたりできて新鮮でしたね。CCCではDAもずっと中でひたすら分析だけをしているわけではないんですよ。
産休・育休取得から復職へ
ーー産休・育休を取った経緯について教えてください。
DAとして働いていた時に、妊娠・出産を経験しました。実は切迫早産になってしまい、いきなり入院してしまったため、引継ぎがきちんとできなかったんです。あの時は本当に申し訳なかったなと思います。子どもは無事産まれ、半年後には保育園に預けて復職しました。
ーー復職当初は時短勤務だったんですよね。大変だったのはどんなことでしたか?
育休明けてすぐの頃は、子どもが熱を出したりで急にお休みをする可能性もあり、お客さまありきのDAの業務は難しかったので、ある程度スケジュールを自分でコントロールできる、リサーチの業務に再度携わりました。育児は夫と半々で役割分担。夫が朝、保育園に送る担当、お迎えは私の担当でした。どうしてもお迎えの時間に間に合わなくて、延長保育をお願いするときもありました。
子どもを連れて家に帰って準備をして、19時半過ぎにご飯。21時には全員で寝るというようなスケジュールで当時は動いていました。正直あまり覚えていませんが(苦笑)。
社内公募で新しい部門にチャレンジ
ーー社内公募で公共サービス企画に異動されたんですよね。
10年ほどリサーチの業務をやってきて、新しいことをしてみたいと思っていた時期でした。CCCの事業の幅が広いことはもちろん知っていましたが、子どもができて、区役所や公共施設に行く機会も増え、公共サービスが自分にとって身近になってきた頃でした。
そんな時に、公共サービス企画事業の社内公募が出て。リサーチ業務も公共事業で使えるということを知り、「もしかしたら呼ばれているのかも?」と勝手に思ったんです(笑)。自分の持っているスキルを他の事業でも生かせる、そして深められると感じました。公募に落ちても失うものもないし、チャレンジしてみよう!と思って、時短勤務中でしたが応募し、受かって異動しました。
ーーどんな業務を行っているんですか?
調査をしたり、コンセプトや理念などを考える業務に携わっています。マーケティング事業での業務経験は、公共サービス企画の分野でも活かすことができていると実感します。CCCでは事業が変わるとカラーが全然違うので、最初はまったく違う会社に転職したような感じでしたね。
働いていく上で大切なこと
ーーいわゆる小1の壁※はなかったですか?
※小1の壁:子どもが保育園から小学校に入学した際、小学校では親の退社時間まで子どもを預かることができなくなるために、共働きの親などが直面する問題
昨年、ちょうど子どもが小学校1年生に上がるタイミングでコロナ禍になりました。リモートワークが増えたおかげで、結果的に小1の壁に対応しやすい状況にはなりました。入学してすぐ休校になったのですが、その時に子どもから学童には行きたくないと言われてしまって。夫と一緒に、家でリモートワークしながら代わるがわる子どもの面倒を見ていました。また、ちょうどそのタイミングでリーダーになったので、チームメンバーのマネジメントもあり、大変ではありましたね。今では子どもも学童に通ってくれているし、目を離せる時間も少しずつできてきています。
ーーこれからどんなことをやりたいと思っていますか。
調査や分析から得られる新しい知見からアイデアの可能性を拡げ、どのように運営・サービスに反映していくのかについては、引き続き学びと実践を繰り返しながら、リサーチャーとしての専門性を高めていきたいと考えています。
また、これまでは子育てで忙しく、インプットの時間がどうしても少なかったので、今後は業務に役立つ知識やスキルの勉強など、インプットの時間も増やしていきたいと考えていますね。
ーーワークライフバランスをどのように考えていますか?
常に変化していくものだと思っています。20代なら仕事のやりがいや仲間、報酬など。でも子供ができると、今度は時間にフォーカスするようになる。バランスを取りながら、働く場所や内容を変化させていけたらと思っています。
ーー最後に、CCCはどんな働き方ができる会社だと思いますか。
自分から手を挙げて「やりたい」と言えば、やらせてもらえる会社です。自分から働きかけていけば、それが実現できる環境を見つけられる、そんな会社なのではないかと思っています。