※この記事は、2021年6月時点の情報を掲載しています。
企画会社CCCがこれまで手がけてきた企画の数々。
そんな一つひとつの企画の裏側に隠された「一人のアイデアがやがて事業へと成長するまでのストーリー」に光を当てお伝えする「キカクノキッカケ」。
今回は、「Tマネー かざして支払い」を企画した進藤さん、杉山さんのインタビューをお届けします!
今回のキカク人
進藤 啓哉さん
2009年新卒入社。TSUTAYA店舗の勤務やクレジットカード事業部を経て、現在Tマネー事業に携わっている。
杉山 優也さん
2020年中途入社。前職ではブランドマネージャーとして販促やPRに従事。CCCに入社後はTマネー事業に携わる。
CCCへの入社の決め手は、楽しそうな雰囲気
――CCCへの入社から、現在の業務を担当するまでの経緯を教えてください。
進藤:就職活動をしていた当時は学業が忙しく、多くの会社の選考に挑戦していたわけではありませんでした。TSUTAYAを知っていたことがきっかけでCCCに出会い、採用選考にチャレンジしました。面接では楽しくリラックスして受けることができ、その過程で出会った社員の人の良さに惹かれ入社を決めました。
私が入社した当時はジョブローテーション制度があり、店舗勤務を半年、Tポイント事業を半年、そして人事を1年経験しました。本配属ではTSUTAYAの店舗勤務になり、そこから約6年間はTSUTAYA事業に携わりました。その後、Tマネーのファイナンスユニット配属となり、クレジットカードやショッピングローンなどの金融事業や証券事業の立ち上げを経て、現在は電子マネー事業に従事しています。
杉山:大学時代に蔦屋書店のスターバックスでアルバイトをしており、その際にCCCのことを知りました。就職活動の際にCCCの選考に挑戦しようかと考えたこともありましたが、当時は別のことに強い興味があり、新卒では他社に入社しました。
働いていく中で、マーケティングに携わりたいという気持ちが芽生え、その時にCCCを思い出しました。学生時代に一緒に働いていた蔦屋書店の方にも相談をして、色々な話を聞きました。最終的には、ビックデータを使用したマーケティングに携わることができるし、楽しそうだ!と思い、ご縁とタイミングが合ってCCCに中途入社をしました。入社1年目からTマネーの業務に従事しています。
お客さまに選ばれる電子マネーに
――今回の企画の経緯を教えてください。
進藤さん:Tマネーの課題として、そもそも使えるお店が少ないという課題がありました。その課題を解決するためにどうしたらいいのか検討を進める中で、モバイルで支払うことが当たり前となってきている今だからこそ、アプリで支払ってもらう形で広げていけないだろうかと考えるようになったんです。そしてさらに、Tカードもモバイルシフトしていくフェーズだったので、一緒に進めることができればなおいいなと考えていました。
そうして生まれたキカク「Tマネー かざして支払い」
「Tマネー」は、Tカード/モバイルTカードに現金をチャージして利用できる電子マネー。今までは約2.3万店舗の一部のTポイントアライアンスのみでしか使えなかったが、
「Tマネーかざして支払い」が誕生したことによって、全国のスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストア、ショッピングモール、レストラン、家電量販店などの店舗に設置された「iD」の端末150万箇所と「Mastercard®コンタクトレス」の端末に加え、多くのアプリやウェブでお支払いができるようになり、更に支払金額に応じてTポイントが貯まります。貯まったTポイントは全国のTポイント提携先の店舗やサービスにて1ポイントからご利用いただけるほか、「Tマネー」へのチャージにも利用可能。
全員が喜ぶ企画を作る
――企画を進める上で特に意識したことを教えてください。
進藤:一番大変だったことは、携わる方全員がハッピーになる、つまり得をするような仕組みを作ることです。Tマネーを新しいサービスで使えるようにする、と一言で言っても、支払いの仕組みを整える会社、支払いの運用をする会社、カード会社、そして社内の各部門、様々なプレイヤーの方と一緒に進めていく必要があります。そこを組み合わせて、さらに全員が納得してハッピーな状態にするのは、この企画を作るときはもちろん、現在の運用の段階でも大変ではあります。
でもCCCが今まで行ってきた企画って「携わる人全員が幸せになる企画」だったと思うんです。誰かが嫌な思いをしたり、損をしたりする企画は、CCCの企画ではないなと思い、取り組んで来ました。もちろんそれは、社外の人だけではなくて、社内の人もそうだと思います。CCCには、人の良さに惹かれて入社したということもあり、一緒に仕事をする社内の人も喜ぶ企画をしていきたいという考えが根底にはありますね。
杉山:実際にお客さまの目線に立った時に、企画を魅力的に感じていただけるのかということを常に意識しています。そのため、現在行っている販促もわかりやすく伝えることができているか、簡単に参加できるような仕組みになっているか、と常に考えながら行っています。
今回の「Tマネーかざして支払い」のサービスはいろいろな条件や制約があるので、伝え方を間違えるとコミュニケーションにずれが発生してしまいます。お客さまの立場で考えて文言を記載したり、種類別に販促の画像や文言を変えたりするなど、常にお客さま第一で考えるようにしています。
新しいことに挑戦できる環境
――お二人が考えるCCCらしさを教えてください。
杉山:業務をしていく中で、わからないことがある時に自主的に勉強して知識を増やすことや、新しいことに挑戦する前向きな人が多い印象がありますね。自分も今の仕事で初めてWEBの販促を担当しているのですが、そこで知識を増やして、挑戦させてくれる機会が多くあることが特徴かなと思っています。また部署問わず、周りの人が助けてくれる環境があることもCCCらしいと思います。
進藤:自由で裁量が大きい仕事ができる環境ですね。もちろん自由には責任が伴いますが、それでも今回、未知の取り組みが多い中で、信じて任せてもらえるということにやりがいを感じます。そして、何年経っても新しいことに挑戦できることは楽しいです。
この記事を読んでくれている学生のみなさんにお伝えしたいことは、若手のうちからクライアント先の部長や社長など、自分のレベルよりも遥かに上の方たちと一緒に仕事ができる環境があるということです。さらにそのクライアント先も業種が様々なので、得られる情報の幅も広く、その情報を組み合わせて新しい企画に結び付けることができるのもCCCの良いところかなと思います。