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多様性を認めて生かす。ダイバーシティ・インクルージョンの取り組み

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※この記事は、2021年5月時点の情報を掲載しています。

 

CCCで多様な働き方をしている社員にインタビューし、CCCならではの企業文化や働き方を掘り下げていく 「#CCCの働き方」。

第3回のテーマは、ハンディキャップを持つ方の雇用や定着、LGBTQフレンドリーなど、ダイバーシティ・インクルージョンの取り組みについて。人事として実際に業務に携わっている社員にインタビューしました。

プロフィール

斎藤 あゆさん

2017年 中途入社。人事の人材サポート部門にて、障がい者雇用やダイバーシティ推進に携わっている。

CCCとの出会い

ーーCCCにはどのような経緯で入社したんですか?

CCCグループ全体の障がい者雇用の業務を担当していますが、実は私自身も脚に障がいを持っています。新卒で最初の会社に入った時は、障がい者手帳も取得しておらず、障がいがあることも会社に伝えていませんでした。事務の仕事なので大丈夫だろうと思って入社したものの、制服があり、パンプスを履いての仕事で、展示会に出展するような業務もありました。立ちっぱなしで仕事をすることも多く、身体的にもきつかったので、残念ながら続けることができなくなりました。

退職のタイミングで障がい者手帳を取得し、エージェントを介して障がい者雇用枠で会社を探しました。エンタメが好きだったこともあり、縁あってCCCに入社することになりました。

ーーCCCのことは元々知っていたんですか?

最初はTSUTAYAから届くDMで見たことのある名前の会社だ、くらいの認識でした。また、人事を最初から希望していたわけではなく、自分のスキルで働けるなら部門はどこでもいいと考えていました。もちろん障がい者雇用に興味はありましたが、仕事にするとは思っていませんでした。

大学時代は社会学を専攻していて、どのようにアイデンティティが形成されていくかを研究していました。自分が幼いころに病気を発症して入院生活を送った経験から、医療保育、特に子どもたちの心理に関心がありました。医療保育士の仕事にも興味があり、資格も大学時代に取得しました。入院している子どもたちにとって、入院が嫌な思い出にならないように、「この人といると楽しい」と感じる経験をして欲しい。その「この人」になりたい、と思っていましたね。

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障がい者雇用の現状

ーー実際の業務内容について教えてください。

具体的には、行政報告や求人票の提出、採用面接、雇用してからの実習の立ち合いやその後の定着のサポートなどを担っています。

雇用した障がい者の方の多くは店舗で働いています。担当してもらっている業務は、例えば図書館では、戻ってきた書籍を棚に戻す配架作業、本棚整理、書籍の修繕、必要なラベルを貼るなどの業務。蔦屋書店であれば、入荷した商品の付録付けなどの業務や店内の清掃など。スターバックス コーヒーの店舗であれば、接客以外の部分、例えば実際にドリンクを作る業務を担っている方もいます。人によって障がいの種類や程度、特性が違うので、それぞれに合った業務を担当してもらっています。

オフィス勤務の方に関しては、自分も含めてですが、様々な部門で多様な働き方をしていますね。法務という専門性のある分野で活躍している社員もいます。

 

ご興味がある方は、こちらのインタビュー記事も併せてご覧ください。

障害を受け入れた私と、受け入れられなかった私——CCCで働いて分かった、幸せなワークスタイルの築きかた

 

 ーー受け入れや定着に関して、どのようなケアを行っていますか。

例えば店舗で受け入れてもらう場合には、事前に受け入れに関する基礎的な勉強会を開いたり、部門間での情報共有会を行ったりしています。まずは関わってみる機会を作ることを大事にしていますね。定着サポートの一環として、採用に携わった方に、実際に会いに行ったりすることもあります。自分との面談を楽しみにしてもらえていたり、その方なりに楽しんで働いている姿を見られるのはとても嬉しい瞬間です。

ーー障がい者の方の受け入れをしていく中で、難しいのはどんな点だと思いますか。

どこの部署でも前向きに理解してもらえることがほとんどなので、受け入れ自体が難しいとは感じていません。ただ、たくさんの方の採用をし、定着を支援していく過程で、受け入れ部門間の横の繋がりについては、まだまだないなと感じています。そこは今後の課題でもありますし、チャレンジしていきたい点でもありますね。

もう一点課題だと感じているのは、障がい者の方の評価です。障がいの種類によっては担うのが厳しい業務などもあるため、評価基準の設定ができないこともあります。そういった場合、個別の対応にはなってしまいますが、日頃の働きぶりをきちんと見て評価をして、ランクや給料を上げるなどもしています。

本部として、受け入れ部門の方から様々な質問を受けることもあるのですが、人によって個性も障がいも特性もまったく違うので、一定のシチュエーションに対して明確な答えがない場合が多いです。頼りがいのある存在になりたいとは思っていますが、現場に教えてもらうことの方が圧倒的に多いですね。 

ダイバーシティ推進への道のり

2018年に、同性パートナーも異性のパートナーと同様に社内制度を適用するという、会社規定の改訂に携わりました。

同性パートナーに対する社内制度の適用について|ニュース|CCC

きっかけは、多様性についてチームで考えていた時に、社内の方からそのような質問を受ける機会があったこと。それならまずは制度を作ってみてはという話になりました。社内での反対はまったくなく、とんとん拍子で進んでいきました。 

ーー実際に制度を変更して、社内で変化はありましたか?

センシティブなことではあるので、LGBTQの多様性で目に見えるような変化は正直ないと思います。オフィス勤務であればみんな私服ですし、店舗の制服も男女の区別は元々ありません。環境面でも多目的トイレなどが既に整備されています。ただ、社内外の方から「理解がある会社だとわかって良かった」と言ってもらえたのは嬉しかったですね。 制度を作ったことが、社内外での認知や理解、ダイバーシティ推進に少しでも繋がっていれば嬉しいです。

「心配され過ぎない、邪魔とされない」のがCCCらしさ

 ーーCCCらしいなと感じるのはどんなところですか?

いい意味で、人について過剰に反応したり干渉したりしていないところがCCCらしいなと思います。自分自身も、障がい者として心配され過ぎることもないし、邪魔とされることもない。人と人、人と物とがよい距離感の会社だなと感じています。「個人を尊重する」というベースがある会社なのだろうなと。

ーー最後に、CCCはどんな働き方ができる会社だと思いますか。

体調やライフステージの変化があったとしても、ペースを保ちながら働ける会社だなと思っています。例えばコロナ禍で、元々あったリモートワーク制度も一気に標準化されました。また、自分の意思を持って、やりたいと手を挙げたことにチャレンジさせてくれる、働きやすい会社だと思います。

障がいや持病を持っている方、社会的にマイノリティと言われている方でも、それぞれが力を発揮できる環境作りに今後も携わっていきたいですね。また、マイノリティの方に対しての特別な取り組みだけでなく、全員が個々の力を発揮できる、そんな会社にしていきたいと思っています。