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地方創生への思いと趣味を仕事に生かす、ワークライフバランスの循環

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※この記事は、2021年4月時点の情報を掲載しています。

 

CCCで多様な働き方をしている社員にインタビューし、CCCならではの企業文化や働き方を掘り下げていく 「#CCCの働き方」。

第2回のテーマは、地方創生と、仕事と趣味のワークライフバランスについて。実際に体現している社員にインタビューしました。

プロフィール

ニ瀬 慎さん

2009年キャリア入社。CCCマーケティング管轄(以下、CCCMK)の様々な部門や関連会社への出向等を経験し、現在は株式会社Tポイント・ジャパン(以下、TPJ)モビリティコンサルDivisionのゼネラルマネージャーを務める。

仕事で取り組んでいること

――まずは現在のお仕事について教えてください。

Tポイントにご加盟いただいているアライアンス企業様のマーケティングサポートを行っています。アライアンス企業様には様々な業種・業態があります。企業様の売上貢献とマーケティングソリューションの提供がミッションです。

担当としては、車輪がついていたら全部モビリティ(笑)なので、イコール私の領域です。昨今話題のMaaSについても私の部署で担当しています。今後は社会課題や地方課題とも向き合い、IDと移動をつなげて価値に変えていくことが大事だと感じています。まだ詳細は発表されていませんが、近いうちに新しいサービスをローンチする予定です。手掛けているのはいずれも大きな案件ですが、様々なアセットを持つCCCなら実現できると思っています。

地方創生委員としての活動

――長崎県大村市の地方創生委員を担っていると伺いました。就任した経緯は?

元々大村市出身なのですが、地元の友人が市長になり、そのタイミングで地方創生委員への正式な要請がありました。ちょうど出張で新幹線に乗っている時で、同行していた当時の上司に受けるかどうか迷っていると相談したところ、「自治体の課題を中からリアルに把握できるチャンス!ぜひやるべきだ」とアドバイスをもらい、引き受けることを決意しました。ただ、ニ瀬委員と呼ばれることにはいまだに慣れません(笑)。

――地方創生委員として、実際にどんなことをやっているのですか?

3か月に一度、東京で他の創生委員と会議を行っています。毎回市長や地方創生課の職員の方なども参加し、様々な課題について議論しています。例えば2019年度に実施した大村湾ZEKKEIライドについて、大村市だけでなく、近隣の市町村をまとめるストーリー作りなどをやりました。大村市は人口約9万7千人。実は地方都市には珍しく人口は増加し続けているんです。長崎では珍しく平地が多くて、山も海もある。空港も近いし、今度新幹線の駅もできる予定で、立地もいい。大村市が今後更に発展していくために、何ができるのかと考えています。

正直、Uターンを考えたこともあったのですが、会社から「今じゃない、CCCの看板を使ってもっと人脈などを作って戻った方が、結果地域のためになる」と言われて納得しました。ワーケーションや多拠点生活も身近になってきているので、どこで働くかはあまり関係ないなとも感じてきています。今は東京にいるからこそ集まる情報を、地方に還元する形がいいのかなと思っています。

――地方創生という観点で、どんなことを実現したいと思っていますか? 

ざっくり言うと「エリアマーケティングに革命を起こす」ことをやりたいと思っています。地方には、なくしてはいけない文化や技術があり、それを守る必要がある。しかし、高い技術や質の良いプロダクトも、このままだと埋もれてしまう。長崎に縁のある各分野のプロが集まり、本気で助け合う場にしたいと考えています。

この活動で得られるのは「たくさんの人との出会いと多くの気付き」ですね。必要なのは危機意識と環境。新しい働き方、地方創生の「型」が作れないかなと思っています。そしてそれを次の世代に引き継いでいけたらいいなと。委員をしていると、普通に働いているのとは全然違う人脈が作れます。報酬はありませんが、これはお金に換えられない価値だと感じています。

マイクロインフルエンサー

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――キャンパーとしてもセミプロ級と伺いました。どんな活動をしているんですか? 

元々キャンプ好きだったのですが、趣味が高じて日本キャンプ協会の公認インストラクターの資格を取得しました。インストラクターの講習では、どうやって安全にキャンプをするかなどを学ぶのですが、キャンプは共同作業の連続なので、コミュニティ形成に役立つと思っていて。それって会社での仕事と一緒なんですよね。キャンプには年間20泊ぐらい?(笑) 家族とはもちろん、同僚や取引先の方とも行きますね。会社ではキャンプ部を作っています。魅力はやはりそこで得られる絆ですね。

――どんな経緯でインフルエンサーになっていったのでしょう?

「マイクロインフルエンサー」と自分では勝手に呼んでいるんですが、マーケティングでは生活者と近い目線が大事だと思っています。初めてのキャンプは20歳の時でしたが、最初は失敗の連続でした。自身の経験や気付きを発信していたら、いつの間にかInstagramで5,000人のキャンパーさんにフォローしてもらっていました。 意図したというよりは、好きなことを伝えていたらインフルエンサーになっていた、という感じです。

SNSの繋がりで、地方メーカーさんの商品開発やファクトリーのマーケティングを支援したりしています。報酬はいただいていないのですが、職業柄、困っている方をほっとけないんですよね。気がついたらコンサルのようなことをしてました(笑)。

――プライベートの楽しみはどのように仕事に活かされていますか?

自分が本気で楽しめていないと面白い仕事はできないと考えています。現場でのたくさんの経験から、新しい発想や企画が生まれるんです。PCとにらめっこしてても何も生まれない。持っている知識やスキルが、自分ではたいしたことないと思っていても、角度を変えて見てみたらすごいことだったりする。また、プライベートでも心の底から「ありがとう」と言ってもらえることが、日々のやりがいや活力に繋がっています。

CCCの多様な働き方

――ニ瀬さんはワークライフバランスという言葉をどのように考えますか? 

生活と仕事が生み出すバランスの調和・相乗効果・好循環だと捉えています。自分にとって最適な働き方って何だろう?こういう風な働き方したいな、と常に考えているから、結果的にそのような選択になっているのかもしれませんね。

――CCCとはどんな働き方ができる会社だと思いますか。

 世の中には肩書きや組織を気にする人も多いですが、あくまで「組織」は「事業」を成し遂げるための「手段」です。そして事業の先にはお客さまがいます。そのお客さまのためにチャレンジして、失敗しても許してくれる、CCCはそんな懐の広い会社です。本気で挑むなら、何度でもチャンレンジさせてくれます。夢は覚悟を持った瞬間に「目的」になる。覚悟を持ってCCCの仲間と一緒に日本を面白くしていきたいと本気で思っています!

インタビュアーのひとこと

何人のニ瀬さんがいるんだろう?と思うくらい、仕事にもプライベートにも全力で取り組む姿、お話を聞いていてワクワクしました!ワークライフバランスが密接に繋がっていて、どちらにも好影響を与えているのだろうなと感じるインタビューでした。まずは私も一緒にキャンプに行きたいです(笑)!