逆境の時代に仕掛ける、オリジナル文房具に込められた思い。―キカクノキッカケ

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企画会社CCCがこれまで手がけてきた企画の数々。

そんな一つひとつの企画の裏側に隠された「一人のアイデアがやがて事業へと成長するまでのストーリー」に光を当て、お伝えする「#キカクノキッカケ」。

今回は、TSUTAYAのオリジナル商品として独自の文房具ブランド「HEDERA」を立ち上げた梅澤さんと宮﨑さんのインタビューを、21卒内定者がお届けします!

TSUTAYAオリジナル文具 | HEDERA ヘデラ - TSUTAYA [T-SITE]

今回のキカク人    

梅澤 豊徳さん

2001年入社。映像バイヤー、スーパーバイザー、支店長として活躍後、文具雑貨事業に携わる。その後TSUTAYA オリジナル商品立ち上げメンバーに参画。ブランド立ち上げから商品開発に至るまでHEDERAプロジェクトに従事している。

宮﨑 和江さん

2005年に入社。音楽バイヤー、スーパーバイザーを10年ほど担当。文具雑貨事業部に異動。その後、産休・育休を経て、HEDERAプロジェクトに参画、従事している。

好きなものを自由に恥じることなく選んでもらえるように  

――もともとCCCにはどのような経緯で入社したのでしょうか。

宮﨑:私は学生のときから音楽に携われる会社に就職したいと思っていました。そんな思いもあって、学生時代はTSUTAYAでアルバイトをしていましたが、社員の皆さんが楽しそうに働いている姿がとても印象的で。エンタメを発信する彼らの姿勢や考え方に感銘を受けて、そんな人たちが働いているTSUTAYAが大好きになってしまいました…(笑)。

というのも、私にはエンタメに対する強い思いがありまして。私が中学生のとき、70年代の古い音楽にハマった時期があったんです。それである日、地元のCDショップにCDを買いに行ったら、レジのお姉さんに笑われて、それがものすごくショックで。このことがきっかけで、好きなエンタメを自由に恥じることなく選べる環境を作りたいという思いを強く抱くようになり、CCCに入社することにしました。その後、文房具も好きだだったこともあり、念願が叶い、フィールドトレーナーとして文具雑貨の店舗指導を経験した後、梅澤さんからHEDERAプロジェクトに声をかけてもらいました。

独自の商品開発で「ちょっとした思いを解決する」 

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――HEDERAというブランドを立ち上げるまでの経緯について教えてください。

梅澤:TSUTAYAの文房具の未来を考えた時に、他社の商品を仕入れて売るだけではなく、もっと僕たちのお客さまのことを考えた商品を自分たちの手で作りたいと思い、市場調査やTSUTAYAとの親和性も考えながら、30~40代の女性をターゲットにしたTSUTAYAオリジナルの文房具商品を作ろうという話になりました。しかしながら新しい商品を作るにあたり、当時はターゲットに理解いただけそうな商品を想像できるような人が部内には少なかったんです。そこで、もともと知っていて、ターゲットの気持ちを理解でき、且つ現場を理解している宮﨑さんにメンバーに加わってほしいと声を掛けました。

――HEDERAの商品を開発するなかで宮﨑さんの過去の経験はどんなふうに生かされましたか。

宮﨑:私は文具雑貨の担当以前から個人的に文房具が好きだったので、店舗でもよく文房具売場を見ていたんです。そこで感じたのは、とても使いやすい文房具だけど、デザインが事務用品の枠組みから抜け出せていなかったり、逆にデザインが良いかもって思うと値段が高かったり…。そういった文房具に対する悶々とした思いがありました。なので、HEDERAがそんなちょっとした思いを解決することができればと当初から考えていました。ただの文房具かもしれないけど、新しいペンを買った時って、次の日ちょっと仕事頑張ろうって思うじゃないですか。文房具ってそういう日々のちょっとしたことを明るく照らしてくれるものだから、お客様に喜んでいただけるものを作りたいと思いました。

そうして生まれたキカク「HEDERA」 

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「花に寄り添う‘蔦’のように 女性を魅力的に表現させる文具ブランド」として誕生したTSUTAYAオリジナル文具、「HEDERA」。2017年11月に第1弾を発売後、1年に1度のペースで商品を発表し続け、現在は第4弾まで発売。飽きのこないシンプルなデザインと優れた機能を手軽な価格で提供することを商品開発コンセプトとして掲げ、女性に寄り添った商品を生み出す企画である。

――HEDERAを立ち上げてから実際に発売をするまで、苦労したことは何ですか。

宮﨑:HEDERAというブランドに相応しいアイテムを選定するのには苦労しましたね。マーケティングデータを見れば、それまで文房具の中で売れている商品が何かとか、その比率がどれくらいというのは分かるんですが、その中からHEDERAとして出すものってなんだろうと。選んだあとも、いざこのラインナップでやってみようとなったときに、これって必要かな?とか、ちょっと少ないよねとか、どんな色がいいんだっけ?とか、色々と考えることがあります。そんな風にプランを練っていたけど、もう一度全部戻して考えようとなったときに生まれたのが、カッパーという色です。そうやって紆余曲折を経てようやく発売に至りました。でも、発売後も発売前と同じくらい大変で(笑)。ありがたいことに、HEDERAをたくさんコレクションしてくださる方をSNS上でお見かけすることもあるのですが、HEDERAをすごく好きだって言ってくださる方がいるということは、同時にその期待を裏切ることはできないということなので、不安もよぎります。夜も寝られないくらいです(笑)。

――ブランドローンチから5年目を迎えますが、今後のHEDERAに対する思いを聞かせてください。

梅澤:正直、HEDERAはまだ波に乗り切れていないというか、まだ失敗も成功もしたわけではなく、道半ばの状況です。だから、まずはしっかりと目前の売上を上げていくために努力していきたいです。そもそも今、世の中的には文房具の市場が縮小している時代です。そんな中でも、TSUTAYAの文具はシェアを伸ばして、売上を伸ばし続けていけたら、というのが私の思いですね。

信じてもらえる、大きなチャンスを与えてくれる。    

――最後にお二人が感じるCCCで働く魅力について教えてください。

梅澤:私や宮﨑だけじゃないんですけど、新しいブランドの立ち上げのような大きな投資もかかる一大事業でも、失敗を許容して任せてもらえるというのは、なかなか経験できないと思いますし、その期待に応える責任とやりがいも日々感じています。

宮﨑:CCCって一緒に働く人を大切にする会社だと思います。誰かが助けてほしいって言ったら絶対に誰かが助けに来てくれる会社だなって。つまずくことも怒られることもたくさんあるんですが、見放されることはなく、誰かが助けてくれるということはいつも感じます。