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イベント企画ユニットで働く若手社員の学生時代

CCCの若手社員のバックグラウンドをお伝えする「#若手のリアル」の番外編「#若手社員の学生時代」。 

本企画では、CCCで活躍する若手社員の学生時代についてお話をお伺いします。働く上で学生時代のどのような経験が役立っているのか、それとは反対にどんな事をしておけば良かったという後悔はあるかを深堀りしていきます。 

今回は、イベント事業本部にてイベント企画を担当している小山嵩之さんのインタビューをお届けします。

今回の若手社員

小山 嵩之さん 

2021年4月新卒入社。TSUTAYA大崎駅前店にて文具雑貨とレンタルを担当。商品管理から、売場展開、販促などの企画や実行といった幅広い業務を担う。2022年4月からは、イベント企画ユニットにて蔦屋書店やTSUTAYAでのイベント企画を担当している。

大学時代に注力していたこと

ダンスサークルでの活動

大学では、音楽やダンスが好きな両親の影響もあり、自己表現系のことをしたいと思っていました。結果元々興味があったダンスサークルに入り、ジャンルはhip hopを選択しました。当初のダンスサークルは、自由に踊れる環境はあったものの、指導者がいなかったことから自身の成長スピードが遅いように感じていました。そこで外部にダンスを教えてもらえる環境を求め、実際にそこでレッスンを受けるうちに、ダンスだけではなくhip hopの文化に興味を持つようになりました。それをきっかけにhip hopの原点であるアメリカで現地の文化に直接触れてみたい、ニューヨークという街を見てみたいと思うようになり、大学4年の前期を終えた頃、単身でニューヨークに旅立ちました。この滞在期間中、ダンスに限らず、ひたすら街を歩き、遊び、友人を作るといったことを通して、自分の価値観を少しずつ変化させていきました。 特に大きく変わったのは、仕事に対する価値観です。ニューヨークに行く前までは、正直好きなこと以外全くしてこなかったので、仕事をすることに対してかなりマイナスのイメージをもっていました。しかしニューヨークで様々な経験を通して、夢や、やりたいことを実現するには、好きではないことも沢山していかないといけないことを改めて感じましたし、一方で面白い仕事は沢山あることも知りました。 社会人になることに対して前向きになれましたし、むしろ新しい夢ができて心からワクワクしていました。また、もう一つ大きく変化したのは、考えてから実行に移すスピードがかなり速くなったことです。もともとやってみたかった楽曲制作をニューヨークで始めましたし、オリジナルの服作りも帰国してからすぐ始めました。ダンスを通して興味を持った音楽制作や服作りは現在も続けています。趣味のDJも、このアメリカ滞在をきっかけに始めたことです。 

大学時代のどのような経験が何に役立っているか

思い立ったらすぐ行動をする習慣が、現在の仕事にも生きていると感じています。元々は計画してからでないと動けない性格であった為、先が見えないことは苦手でした。しかし大学時代の経験を通して行動力が身につき、たとえ先が見えないことであっても、やりたいことをすぐに実行に移せるようになりました。 例えば、入社して間もないころに、映像レンタルの売場で独自コーナーを作成しました。自分の独断の偏見で勝手に作成したコーナーでしたが、思ったよりレンタルしてくれる人が多くて、とても嬉しかったです。 今思うと、雑な部分は沢山ありますが、非常に良い経験になりました。 またダンスサークルでのショーケース作りの経験から得た、コミュニケーション能力は役立っていると思います。ショー作りの際に意見がぶつかることが多々あるのですが、その際に培った、自分と相手の主張のバランスをとって調整する力などは、直接役に立っていると感じます。仕事をする中で意見の不一致は良く起こりうることなので、その際に相手の声をどう受け止めた上で、自分はどう主張するか、当時の経験を踏まえて考えています。 

何かしておけば良かったという後悔はあるか

後悔は、特に有りません。その時やりたいと思ったことをやれていたと思います。ただ残念だったことは、休学中にやろうとしていたことが新型コロナウイルスの影響でできなかったことです。本来ならば休学中にもう一度アメリカへ行こうと考えていました。再び現地に足を運び、自ら作った音楽を現地の人に聴いてもらいたかったです。また、現地の方々の考え方や価値観をまとめた一つの映像を作りたいと思っていました。 しかし、海外に行けなくなってしまったからこその収穫もありました。 

価値観の変化

ニューヨークへの留学

他人より自分のことに気を遣うようになりました。日本人は遠慮がちなところがありますが、アメリカの人々の自分の幸せに向き合う姿を見て、幸せそう、自分もそうでありたいと感じるようになりました。 加えて、自分の意思をきちんと持つことはすごく大切だと感じ、いつも意識するようになりました。アメリカで会話をしていると、よく自分はどう思っているのかをハッキリと聞かれます。あいまいな答えをすると、答えをはっきり出すまで聞き続けられます(笑)。 仕事をしていても、自分主導で行っていることに対して、自分の意思がないと仕事が進みません。入社して3カ月目ぐらいに、仕事の経験値が少ない中で、売場を大きく変更するといった重要なミッションがありました。知識がないが故に上司や先輩にアドバイスをもらうのですが、人によって意見は分かれるので、あれも良いこれも良いとなって業務が進みませんでした。結果期限ギリギリになって売場は完成したのですが、他のするべき業務が出来ておらず、多くの人に迷惑をかけてしまったことがあります。こうした経験からも、自分はどうしたいのかという意思を常に持つように意識しています。 

就活の進め方・意識していたこと

やりたいことであった「カルチャーをパッケージにして売る空間を作る」ということが実現できる場所を探した末に行き着いた先がCCCでした。ダンスを通して知り合った大人たちがクリエイティブな仕事をしているのを見て、自分もそのような仕事がしたいと考えるようになったのがきっかけです。とくに自分は音楽やアートなどがもつ様々なバックボーンに興味があり、そうしたバックボーンを空間に落とし込んだお店を作り、全国に広めたいと考えていました。 とにかくまずは、今の自分がどうしたいかを考えて就活していました。