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事業とエンジニアリングの架け橋として、前職の経験を余すことなく生かして働く。

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外の世界を経験してきたからこそ、持っている視点がある。

中途としてCCCに入社し、新卒とは違った視点でCCCの仕事に向き合う社員を紹介する「#中途の視点」。

今回はCCC 蔦屋書店カンパニー システム事業本部システム部で、CCCのオンライン事業の業務に携わる齊藤さんのインタビューをお届けします。

今回の中途社員

齊藤 丈樹 さん

2017年中途入社。蔦屋書店カンパニー システム事業本部システム部でオンライン事業に従事。

転職の理由

――以前はどんなお仕事をされていましたか?

前職はITベンチャーに所属していて、主に通信の約束ごとであるネットワークプロトコルの開発、測定手法やそれに伴う実験などのR&D、ファームウェアの開発などをやっていました。その後は、ネットワークやシステムの監視をする商品のセールスについていき、クライアント様に直接説明をするようなこともしていました。

クライアント様の社内に常駐して開発することもあり、その中でサービス開発そのもののお手伝いや、サービス開発におけるスタンスやツボに触れてきました。前職で13年エンジニアとしてやってきたのですが、早い段階で技術力一本でずっとやっていくのは性に合わないなと感じていました。なので、前の会社でも人と話しながら動き回ってできる仕事にチャレンジしてきました。

――CCCへ入社された経緯を教えてください。

CCCに入社する前の前職での 5年間がまさに、先ほどお話したクライアント先に常駐しての開発の仕事だったのですが、新しいサービスそのものを作ることをやっていました。そこでサービスを作るのは面白いなと感じたのと、プロジェクトマネージャーの人たちが尊敬できる人たちで、自分でも新規にサービスを立ち上げられるようなチャンスがあるところに行ってみたいなという思いがすごく強くなっていきました。

何でCCCだったか?というところですが、たまたま友人との飲み会の場で、実際に今CCCで働いている友人から「CCCには新しいサービス開発でチャレンジできる環境があるよ」という話を聞いて興味を持ったというのがありますね。

思い返してみれば、入会するのに両親の承諾書が必要な幼少期から TSUTAYAの会員で、特に中学生くらいの頃から地元にあったTSUTAYAに通い詰め、代官山T-SITEもできあがってから何度も通うくらい好きな場所だったということもあって、そんな事業をしている会社で自分のやりたいことができたらいいなと思い、選考に応募し、入社できることになりました。

システム事業部での仕事

――現在のお仕事はどういったものでしょうか?

蔦屋書店カンパニー のシステム部に所属していて、具体的にはTSUTAYA ONLINE ショッピング、TSUTAYA アプリ、TSUTAYA コンディショニングアプリといった、ネット系、オンライン系のサービスの開発と保守管理をする部署のチームリーダーとして業務に携わっています。

――具体的にどのようなお仕事をされているのですか?

まずは事業サイドから「今度こういうことやりたい」「このサイトのここを改修してこういうことを実現したい」という要望をもらいます。その要望を実現するために、ベンダー様と事業サイドの間に入り、要件を整理してやることを決めていったり、発生する費用やリリース時期の調整を行ったりしていきます。また、事業がやりたいことがベンダー様の仕組みでできるのか、どうしたらできるようになるのかということや、事業側のやりたいことをシステムに落とし込んだ時に本当に意味があるもので、お客さまにより良いサービスになるのか、ということも考えています。

事業サイドから正式にGOが出てからは、全体スケジュールの管理として、様々な工程が正しく進んでいるか?遅延なく進行しているか?のチェックをしながら、設定した期日までにサービスとして仕上げるというのがメインの仕事です。

――お仕事で大変だったことを教えてください。

事業の皆さんがやりたいことにおいて、要件が追加になることや、要件そのものがガラッと変わることもあり、決められた予算の中でどこに着地点を持っていくかを、関わる人たちと一緒に考えていくことが大変ですね。また発注をした後、サービスの品質を担保させたり、連携のスピード感のずれを修正したり、他社とCCCとの文化や価値観の違いなどを超えて、しっかりとしたアウトプットに繋げていくことが大変ですね。

中途社員の視点

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――過去の経験が役に立ったことはありますか?

僕は過去の経験が結構役に立っています。前職で自分の手で設計したり、コード書いたりというのを一通り経験してきました。パッケージソフトを作ったり、クライアント先に行ったり、インフラに近い部分にも結構触ったり、幅広くされてもやらせてもらっていました。

今の仕事の中だと、単純にそのサイトのアプリケーションに関する知識だけじゃなくて、人とコミュニケーションして進めていくスキルや幅広くインフラに関連するような知識など色んなものが必要です。それがあったからこそ、色んな人を巻きこんで意見を聞きながらプロジェクトを進めていけたり、技術的な側面から指摘ができたり、前職で幅広く技術から対面まで携われたことが、今生かされているのかなと思います。

――マネジメントで意識していることを教えてください。

リーダーになってまだ2年目なので勉強中ではありますけど、みんなにいかに同じ方向に向いてもらうかというのを意識しています。チームメンバーそれぞれが手掛けているサービスも多岐に渡るので、それぞれメンバーの考えていることや向いている方向が違うこともあるんですね、僕としてはせっかくチームとしてみんながいるのに、個人に閉じて業務をしてもつまらないだろうなと思っているので、みんなが同じ方向を向いて、それぞれのスキルや知見をチームでうまくシェアしあって、みんなで成果を出したいというのが今の目標ですね。

――入社前のやりたかったことはCCCで実現できましたか?

CCCでの新規事業立ち上げの際に、その事業の方に声をかけていただいて、0からサービスを作り上げることができました。新規事業でお客さまへのサービスを提供するために使う業務用のタブレットアプリ開発をメインでやらせてもらっていましたが、僕が担当するアプリケーションのところで言うと、ああしなきゃいけない。こうしなきゃいけないという縛りがあまりなく、無数にある方法論からいかに選択して1つのメニューとしてアウトプットするのか、というようなプロセスでした。開発においては海外で実際に事業展開している会社にもお邪魔し、アプリをちょっと見させてもらってヒントがもらえたので、それをベースに作っていきました。社外の方々に完成品のプレゼンテーションも行いました。

開発に携わる人間が、社外の方と対面でプレゼンまで一気通貫でやるっていうのはすごく大きな特徴だと感じます。手を動かすだけじゃなくて、それを相手に説明して理解してもらうところまでを求められているのかなと思っていて、実際に入社前からもやりたかったことだったので、それが叶ったという感じでした。

――CCCらしいなと思うポイントを教えてください。

「作る」というよりも「創る」ということに重きを置いているのがCCCらしいなと感じますね。自分だけで手を動かして何かをやるというよりは、みんなで話し合いながら「サービスはどうあるべきか」「どうしたら誰がうれしいか」と議論を重ねていく場面がたくさんあります。そのプロセスは、単純に「作る」のではなく、「創り上げていく」という感覚に近いのかなと感じます。依頼されたものを完成して納品すればOKということではなく、提供するサービス自体を0から創り上げるんだという文化がCCCには浸透していて、そういう点がCCCらしさ、事業をやっている企画会社ならではだと思います。

これからCCCでやりたいこと

先ほどお話した新規事業でのチャレンジに今後も携われたらと思っています。当時は本当に大変でしたが、周りのメンバーに助けられたし、そのことで自分がとても成長できたなと思っているので、他のメンバーにも経験させてあげたいなと思っています。他には、事業側のIT的な要望に対して、最速、最適な状態で実現できるようにしていきたいですね。