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1年目であってもチームのまとめ役を。

CCCで活躍している若手社員のインタビューを連載する「#若手のリアル」。 


今回は、CCC マーケティングでインサイドセールスの仕事をしている木村さんと大橋さんのインタビューをお届けします。

今回の若手社員

木村 光希 さん 
2021年 新卒入社。CCCマーケティング(以下、CCCMK)のインサイドセールスユニットに所属し、新規企業等の窓口を担当している。 

大橋 ひな子 さん 
2021年 新卒入社。同じくCCCMKのインサイドセールスユニットに所属。 

データの量と質が作る価値創造の幅に惹かれた。

――どんな就活をしていて、なぜCCCに興味を持ったかについて教えてください。 

木村:マーケティングができる企業、中でも調査やデータなどの土台部分に興味があったので、そこに強みのある企業を選んで就活していました。理由としては、大学在学中に商品企画などマーケティング領域の勉強をしており、そこで調査の部分から新しい発見が見つかり、価値創造に繋がった経験をして土台の大事さを知ったということがあります。そのため、リサーチ会社やデータベースマーケティングと謳っている会社を見ていたのですが、その中でもCCCは自社でデータを持っており、且つ量と質があるというところが最も大きな魅力でした。面談でCCC社員の方とお話しする中でも、量と質があると解決できる幅や価値を生み出せる幅が広いことを感じて、入社を決めました。 

大橋:私は、業界でいうと広告やPRを見ていました。というのも、アメリカに留学していた高校一年生の時に出会った環境問題に関するポスターにたまたま興味を持ち、そこから広告のクリエイティブ領域に関わりたいと思うようになったからです。大学では現代アートを研究しており、当初は大学院に行ったりアートの世界で生きていくことなども考えました。ただ、なぜ芸術が好きなのかを考えていった結果、アーティストが持っている考え方を社会に実装したいと考えていることに気づき、アートと社会をつなぐ接点になるべく、企業での就職を選びました。一般に文化芸術は「なくても困らないもの」と捉えられている中で、CCCは「文化芸術にこそ価値がある」という考え方を持っていたので、そこに惹かれたのですが、最後の決め手としては、人事の方の言葉でした。私は人文系の学部にいたこともあり、ビジネスやお金を稼ぐことに対してあまりよいイメージを持っていませんでした。ただその時の人事の方から「私たちはありがとうの代わりにお金をもらうという考え方を大事にしている」ということを聞き、社会人としてビジネスをやっていくならCCCでチャレンジしたいと思いました。 

1年目でも自分が決めなければならない。

――インサイドセールスの仕事について教えてください。 

大橋:新規の企業様の最初の窓口で、初回アポイントの獲得から、初回商談の実施、また専任営業への引継ぎまでを担当しています。具体的には、CCCMKの取り組みに興味を持たれている企業様をまず洗い出し、そこからアポイントの打診をしていきます。その後は実際に商談を行い、先方の持たれている課題感などのヒアリングや、CCCMKで出来ること、過去の事例などをお伝えします。そこからさらに具体的に話が進むことになれば、社内のデータアナリストにデータの抽出をお願いしたり、専任営業やプランナーに案件を引き継いでいきます。 

――入社後、最初大変だったことはなんですか? 

木村:ヒアリングをした後にCCCのグループ全体のアセットを使ってどれが適しているかを考えていくのですが、そもそも最初のヒアリングも浅いものになってしまったり、自分の会社のアセットに関する知識が浅かったりで、「これいいですね!」と言われる提案をできるようになるまでは大変でした。最初の1ヶ月間にしっかり研修があり、ソリューションやデータの基礎などは教えてもらっていたので、その内容を繰り返し復習しながら知識を蓄えました。また、同期と一緒に勉強したり、同期同士で商談のデモをやったりなどもして、対応していきました。ヒアリングも商談する前に企業調査を行ったり、先方がどんな課題を感じているんだろうかというのを先輩と考える時間を作ったりしています。商談後も先輩から個別にフィードバックをいただくなど、凄くサポートしてもらっています。 

大橋:営業は社内のデータアナリストやプランナーなどをまとめていく役割でもあるのですが、1年目で様々な判断を下すことはやはり難しかったです。社内外問わず自分の意見を求められる場面はたくさんあり、新卒という立場であっても、営業として企業様の窓口になっているからには、自分が意志をもって進めていかなければいけないのだと、嬉しくもありつつ、重圧も感じていました。また、一つのプロジェクトにいろんな人が関わってくるということは、その人たちの時間をもらっているということなので、「お願いするタスクにはどれくらいの時間がかかることなのか」を明確にして、一人一人がスムーズに動けるよう先回りしてスケジュールを立てことを意識しています。 

「自分である意味」を感じられた

――仕事をしていてやりがいを感じることはありますか? 

木村:自分の意見や考えを商談中に言えた時に「自分である意味」を感じられて、そこにやりがいを感じました。単に知識があったからではなく、データを触ったからこその意見や、過去の商談の経験を経たからこその提案を言えたことで「自分である意味」が感じられました。そのためにも、商談の中で相手の話を単に聞くだけでなく、自分だったらどうするんだろうということや、わかったふりをしないで突っ込んで質問することを意識しています。 

大橋:お客様とのディスカッションの中で、事前の準備が活きたときにやりがいを感じます。市場や企業などについて調査したり自分なりに考えたことをもとに、お客様と一個人としてお話ができると、「お客様は敵じゃない」と先輩に言われたことも身にしみます。(笑)ただこれを実現するためには事前準備が大切です。お客さまと同じ目線、同じ感度で話をするためには、調査だけでなく「きっとお客さまはこんなことで困っているのではないか?」という仮説を何本も立てた状態で、商談に向かう必要があります。今はその仮説に至った自分なりのロジックを明確にして先輩と壁打ちすることで、仮説の精度を高めています。これは私だけでなくインサイドセールス全体で取り組んでいることでもあります。 

面白いものに耳を傾けてもらえる環境

――働いていてCCCらしいと感じることはありますか? 

木村:CCCはアセットを凄く沢山持っており、書店や学校総選挙などもやっているので、施策の解決策についても幅があるなと思っています。データという基盤も持っていますし、それを使ったアウトプットに関しても数多く持っているので、頂いた課題に対してどれが適切かを選べるだけの選択肢があります。これはCCCがいろんな事業をやっているからこそのことだなと思います。 

大橋:やってみたいと思ったことに関して、上下関係なくディスカッションの機会をつくってくれるところです。また、それを実現に向けて動き出す時のスピードも早いなと思います。例えば、業務内で改善できそうな箇所を相談すると、すぐに「いいね!それ早速明日からやっていこう!」と採用していただけたり。いい意味でフランクで、かつスピーディーに物事が進んでいくところはCCCらしいなと思っています。 

――今後お二人はどのようなことをしていきたいと思っていますか? 

木村:データは普遍的で変わらないものですが、そこからの提案は人それぞれで自分の色が出てくるものだと思うので、私も経験値を増やしていって、ベストな課題解決ができるようになりたいと思っています。 

大橋:芸術に関わりたいという想いは引き続き持っていて、その関わり方を先輩にも相談しながら考えているところです。もう一つは「お客さんの一番近くにいたい。」ということで、CCCMKをあまり知らずに相談自体不安を感じているお客様にこそ寄り添える人になりたいなと思っています。 

――活躍している先輩の特徴などがあれば教えてください。 

木村:自分の殻に籠っていない人ですかね。他部署でもすぐに連携を取れる人や、自分の範囲だけで判断が難しい場合はすぐに別の部門に行って話を聞けるような人が活躍しているように思います。話をしている中でも、わからないことがあったらすぐに他部署の方に電話して確認したりなど、人を頼るのが上手い方が多いです。 

大橋:私の周りには自分がやっていることに対して、「面白くない?」という発言が良く出る方が多く、そういった方が活躍していると思います。いい意味であまり「仕事仕事」していない感じで、自分の仕事に対してワクワク感を持っているように思います。