職人さんとの二人三脚で、新しい企画を創り出す ーキカクノキッカケ

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企画会社CCCがこれまで手がけてきた企画の数々。

そんな一つひとつの企画の裏側に隠された「一人のアイデアがやがて事業へと成長するまでのストーリー」に光を当て、お伝えする「#キカクノキッカケ」。

今回は、 銀座 蔦屋書店「GINZA ART MASK PROJECT」を立ち上げた奈須さんのインタビューをお届けします!

今回のキカク人

奈須彩夏さん

2015年新卒入社。1年目は、代官山 蔦屋書店で文具雑貨を担当。2年目で銀座 蔦屋書店の立ち上げプロジェクトに携わり、4年目までは文具雑貨リーダーとして従事。5年目には商品開発部兼務となり、銀座 蔦屋書店ならではの商品作りを行っている。

地方の文化やものづくりをもっと発信したい

――奈須さんがCCCへ入社したきっかけを教えてください。

大学時代、学生と地元に住む若者が共同で主催する音楽イベントの一員として企画運営に携わったり、当時好きだったアーティストのヲタクとして活動していたら、友人から「奈須ちゃんに合ってそうな面白い会社があるよ」と、説明会に誘われたのがきっかけです。

説明会に参加し、私自身元々感じていた「地方に住む大人が休日を楽しく過ごせる空間があったらいいのに」「地方の誇るべき文化やものづくりをもっと発信できる何かがあればいいのに」という気持ちを、CCCでなら他人ごとじゃなく自分が企画して変えていけるんじゃないかと感じて、面接に進みました。面接を重ねる度に出会う社員さんの雰囲気に惹かれたことと、その時期に武雄市図書館へ足を運んだ際に「地方の大人から子供までまるっとみんなを楽しませている空間だ」と感じたことから気持ちがCCCに傾き、この会社では色々な手段や方法で地方に住む人をハッピーにできると感じて、最終的入社を決めました。

――入社してから取り組んできた業務について教えてください。

代官山 蔦屋書店で文具担当として接客・店舗運営を1年間担当し、この1年でコンシェルジュの先輩方から文具雑貨の知識を学びました。

2年目で銀座 蔦屋書店の立ち上げプロジェクトで文具雑貨担当として1年後のオープンに向けて、お店作りに0から関わりました。主に、コンセプトワーク、商品開発、商品仕入、担当売場の店舗什器デザインを任せてもらいました。

3年目からは銀座 蔦屋書店の文具雑貨リーダーとして2年間、商品仕入、スタッフマネジメント、商品開発、売場接客を行いました。

「ここだけでしか買えない・体験できない商品」を強化する目的で、5年目には商品開発部配属となり、世の中にすでにある商品を仕入れるだけでなく、商品を職人さんたちと作っていく、商品開発を新たなチャレンジとして強化しています。

――今回のプロジェクトはどのような経緯でスタートしたのですか?

新型コロナウィルスの影響で緊急事態宣言が発令され、世の中の状況がガラッと変わりました。銀座 蔦屋書店も休業になり、私は在宅勤務になりました。その期間予定していたフェアや、売場での販売ができなくて残念に思っていたのですが、一緒に取り組もうとしていたアーティストさんや職人さんも同じくらい残念に思っているだろうし、大変だろうなとお店のメンバーとも話していました。

そんな中で私たちができることはないかなと考えていた時に、同僚からの「今はマスクが需要あるよね。」という発言をヒントに、今回の企画を考え始めました。私は工芸の担当だったので、工芸で布やテキスタイルの職人さんとマスクを一緒に作成して少しでも力になりたい。さらに、医療従事者の方々に対しての支援にもなればという思いから、利益の半分を寄付するという内容も盛り込んで、この企画が動き始めました。

 そうして生まれたキカク『銀座 蔦屋書店 ART MASK』

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新型コロナウィルスの影響で、人が集まる場が奪われ、生活者はもちろん、たくさんのアーティストの活動の場も縮小せざるを得ない状況へと変化した。そんな状況に対し、「アートのある暮らし」を提案する店舗として、アートと日本文化と暮らしを繋ぎ、社会に貢献できることはないかと考え、「GINZA ART MASK PROJECT」が立ち上がった。

store.tsite.jp

――このプロジェクトを行うにあたり、大変だったことを教えてください。

まず、衛生用品を作るのが初めてのことだったので、そもそも私たちに作ることができるのかというところからの始まりでした。法務部門と連携し、そもそも販売していいのか、気を付けるべき点はどこかなどを都度教えてもらいながら進めていきました。また今回の企画は一社ではなく、生地やデザインに応じて様々なメーカー様に製造をお願いしていたため、統一したパッケージをそれぞれのメーカー様に使ってもらうことや、それぞれの生地や特性に合わせた全く違う説明書を作ることが特に大変でした。パッケージデザインも苦労しましたね。

――奈須さんが商品開発の仕事をする上で大事にしていることを教えてください。

約束を守ること・感謝を伝えることを大切にしています。実は自分も含め、これをできている人は意外といないと思っています。なので、そこはこの仕事に限らず意識していますね。

また、メーカーさんや職人さんとお会いする前に、相手のことをしっかりと知っておくことを徹底しています。実は、調べている時点でその方たちのファンになっていたりします(笑)。実際にお会いする際は、貴重なお時間をいただいているので、調べてもわからないことを聞くようにしており、その上で「ファンです!」「一緒にやりたいです!」という心からの熱意を素直に伝えるように意識しています。さらに、店舗のメンバーの意見も率先してもらうように努め、色んな人の意見やポジティブな部分を掛け合わせて、よりよい商品開発を目指しています。

勇気を持って発信したら、応援してくれる環境

――最後に、奈須さんが感じるCCCらしさについて教えてください。

銀座 蔦屋書店の立ち上げなどの経験を通して、好きなことを仕事にできる、そして仕事を通じて毎年好きなことや興味の幅が増えていくのはCCCらしいところなのかなと思っています。私は、入社して文具雑貨担当になるまで、万年筆には全く興味がなかったのですが、今では自分で購入するほど好きになりました。

また、チャレンジしたいことを発信するとそれを応援してくれる環境があるのもCCCらしさかなと思っています。これは入社してからずっと感じていることです。悩んだ時でも勇気をもって発信すれば、みんなが声掛けやアドバイスをしてくれるし、進むべき道を一緒に考えてくれる。そんな土壌がCCCにはあると思います。