220通りの、本を通じたライフスタイル。ーキカクノキッカケ

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企画会社CCCがこれまで手がけてきた企画の数々。

そんな一つひとつの企画の裏側に隠された「一人のアイデアがやがて事業へと成長するまでのストーリー」に光を当てお伝えする「#キカクノキッカケ」。

今回は、お家時間を家族とともに読書を通じて楽しめる「読書感想画コンクール」を企画した村辻さんのインタビューを、21卒内定者がお届けします!

今回のキカク人

村辻 優香さん

大学時代、地元のTSUTAYAでのアルバイトを経て、2002年入社。渋谷や六本木、横浜みなとみらいのTSUTAYAの立ち上げなどを経て、現在TSUTAYAの商品企画本部でBOOKのマーチャンダイザー(以下、MD)として活躍中。 

表現する側とそれを受け取る側、間にかかる架け橋となりたい。

――まず初めに、村辻さんの学生時代やCCCに入ったきっかけを教えてください。

私は学生時代、芸術大学の声楽科に在籍していました。本当は将来表現の道に進みたいなと思っていたんですが、卒業発表の時にやりきったという確信があって、その時に音楽はもういいなと思ってしまったんです。

そんな中、書店でのアルバイトを始めたことで本屋さんで働くことに魅力を感じ、将来も本に関わる仕事がしたいなと。そしてそろそろ就職を考えるという時期に近所にあったTSUTAYAを通じて出会ったのが、CCCでした。

本屋さんの良さは、棚を通じて色々な人の想いを届けられるところだと思うんです。実際そこに作者や陳列した人はいないけど、お店の本棚を通じてコミュニケーションが図れる。芸大生の時の経験から、作り手の気持ちって伝わりづらいということを知っていたからこそ、表現する側と受け取る側の間を取り持ちたいと思いました。

――村辻さんは本が好きだったからこのお仕事を選ばれたんですか?

実は本そのものが好きだからという理由だけで選んだわけではなくて。それ以上に本を買いに来るお客様や本を陳列している人に興味があったんです。アルバイトをしている時から、生活必需品とは言えない本をわざわざ買いに来る方って、どんな生活を送っているんだろう?どんな関心を持っているんだろう?その方にどんな本を勧められるだろう?などと考えていました。なので本そのものというより、本を通して関わる人たちのライフスタイルや考え方に興味があったんです。

異常事態、真っ先に売れたのは学習参考書だった。

――今回のキカクノキッカケは一体なんだったんでしょうか?

コロナ禍で全国の学校が休校になった際に、お子さんや親御さんはどんな状況なんだろうと想像したのが始まりです。

実はこの時、書店で真っ先に動きがあったのが学習参考書でした。それもかなり顕著な動きで、商品が足りなくなるくらいでした。その現象から見えたのは、親御さんの不安や焦りだったんです。休校になってしまうことでお子さんにどんな影響が出てしまうか、どうやってこのコロナ禍を家族で乗り切るか、そんな気持ちが伝わってきました。

本や映画によってそんな状況を少しでも打開したいしかもできるだけお客さまが家から出ずともポジティブな気持ちが生まれるような企画がしたいと考えていました。そこで、今手元にある本を読んで、その感想を絵という形にして応募していただくアウトプットの機会をつくり、能動的な読書を通じてポジティブにお家時間を過ごしてもらう企画を立てました。

そうして生まれたキカク、「TSUTAYA読書感想画コンクール」

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この企画は、子どもから大人までが各部門で好きな本を題材に、心に残ったシーンを絵に描いて応募するコンクール。応募作品の中から最優秀賞を決めるが、本の題材は絵本でも読み物でも、学習漫画でも図鑑でも良い。感想画の形式に制限はなく、素材や画材、表現方法も自由。本を読む一人ひとりが感じたこと/学んだこと/考えたこと/心に残ったイメージを自由に絵で表現することで、豊かな感性と優しい心を持てる社会を実現する一歩を創り出す。

TSUTAYA読書感想画コンクール 受賞作品発表 - TSUTAYA/ツタヤ

 

――なぜ本を読んだ感想を「文」ではなく「絵」にしたんですか?

感想文にするとちゃんと書こうってなっちゃう気がするんですよね。でも本の文章から得られる感性や世界観というのは人それぞれで、そこには明確な正解はないと思っています。なので、それを自由に描いていただいてコロナ禍で感じるストレスとかモヤモヤする気持ちを解放してほしいと思いました。

――どのくらいの反響がありましたか?

今回、220通の応募をいただきました。中には、絵の裏に感想文やお手紙ををつけてくださったものもありました。個人的には、「こういう本を読むんだ!」とか「この本知らなかった」という瞬間もあって、たくさんの発見とともに、この企画を通じてお客様の顔が見えたような気がして、もう一度初心に帰ることができました。

おそらく手元にある本を題材にしたのがよかったんだと思います。売れ筋に入ってこない本もたくさんあって、親御さんが読んでたのかな?とか、図書館で借りたのかな?と想像を掻き立てる珍しい本も多く、とてもワクワクしました。

――220通から選ぶのは大変だったかと思いますが、選考の基準はどうしたのでしょうか?

正直大変でしたね(笑)。何より開封に時間がかかりました(笑)。各々のスタイルで送ってくださるので、中にはビニールに包まれていたり、牛乳パックを繋いだケースに入れてくださったりしていて。すごい力作が本当に多かったです。サイズも素材もほぼ自由で、大きい画用紙に描いてくださる方もいれば、特殊なプラスチックのものに描いてくださった方も。評価は本当につけるのが難しく、全ての作品に賞を差し上げたかったのですが、中でもこの物語をこの人なりに表現したんだろうと感じたものを積極的に評価させていただきました。

プロ意識と、当事者意識。

――村辻さんから見てCCCはどのような会社ですか?

私は働く上で、プロ意識と当事者意識をどこまで持てるかが大事だと思っています。誰もが自分ごとにして仕事に携わることってすごく必要だなと。

CCCは、社員一人ひとりが自走して、その経験を新しいメンバーに還元していく文化があると思います。そうやって自分はこのチームのために何ができるか?を常に考えて動いているので、自然と自分の苦手も見えてくる。でもその時に周りを真似してやってみようとお互いブラッシュアップし合う文化もあると思いますね。

さらにCCCでは、お客さまは誰か?を常に考えています。私たちにとってのお客さまであるメーカー様、加盟店様、店頭のお客さまの三者全てに価値を感じてもらえる企画を創ることが私たちの使命です。

自分がやりたいから、自分が評価されたいからと打ち出すものは、私たちの考える企画ではありません。企画を創る時には、自分の本当のお客さまは誰か?が原点であり、そこに必ず立ち戻ることを徹底しているのがCCCという会社だと思っています。