CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

コピーライターの経験を活かし、プランナーで枠を超えた提案を。

外の世界を経験してきたからこそ、持っている視点がある。

中途としてCCCに入社し、新卒とは違った視点でCCCの仕事に向き合う社員を紹介する「#中途の視点」。

今回は、CCCMKホールディングス株式会社でプランナー/コピーライターとして働く吉川麻衣子さんのインタビューをお届けします。

今回の中途社員

吉川麻衣子さん

2022年中途入社。前職では広告代理店で、マーケティングやコピーライター、CMプランナーとして働く。現在は、CCCMKホールディングス株式会社ストラテジックプランニングチームでプランナー/コピーライターとして従事。

転職の理由

――以前はどんなお仕事をされていましたか?

福岡の広告代理店で、11年間働いていました。新卒から最初の8年間はストラテジックプランナーとして従事してきました。プランナーは、コンセプトに落とし込むまでの市場調査などを行い、商品を売り出すための戦略を立てることが主な仕事です。商品をどのような手段で、どのような人に、どのような規模でアプローチするのかを考えます。しかし、大学時代デザインを学んでいたこともあり、だんだん「クリエイティブな職種で制作をしたい」という気持ちが大きくなっていきました。そこで、当時約4年に1度行われていた社内転局試験に挑戦し、プランナーからコピーライター・CMプランナーへ、クリエイティブ職の道に進みました。そこでは約3年間、CMや新聞広告といった媒体での制作のお仕事を多く経験しました。言葉で人を動かすことを意識し、ターゲットが動くポイントを捉えたコピーによって生活者に訴求することを心がけていました。

――CCCへ入社された経緯を教えてください。

福岡にいた頃は九州のさまざまなクライアント様とのお仕事が多かったのですが、当時商品に関する情報をあまり持っておらず、企画を考えるためにはまずデータを集めるところから始まりました。実際に働いてみると、手探りでインサイトを探ることに少し物足りなさを感じるようになりました。念願だったコピーライターの仕事にはだんだん慣れてきてやりがいを感じていましたが、仕事を続けていく中で、自分たちが持つデータを用いて「本当に人が動くアイデアを提案したい」という気持ちが強くなりました。そこで、豊富なデータをもとにマーケティングを行うCCCの求人をたまたま見かけ、チャレンジすることにしました。転職活動をしていた時期はコロナ禍で採用試験は全てリモートで行われましたが、面接担当の方が話しやすく柔らかい印象を持っていて、直感的に「楽しく働けそう!」と感じました。人間関係の快適さを重視していたため、内定を頂いてからは人事の方に「実際に働くチームのメンバーとリアルで会いたい」と相談。東京の本社でプランナーの方たちと実際会って話してみると、雰囲気がとても良く、チームとしてのまとまりも感じられたため、CCCに入社することを決めました。

プランナーの仕事

――現在のお仕事はどういったものでしょうか?

クライアント様に対して、CCCが持つデータをもとに、商品を売り出すための戦略を考えることが主な仕事です。しかし、そればかりではなく、立てた戦略をもとに、前職の経験を活かしながらアイデアやコピーを考えるなど、自分がやるべきだと感じた部分を広げながら、枠にとらわれずに仕事をしています。自由度が高く、プランナーそれぞれでアプローチの仕方が異なるのも面白いです。

入社して約7か月ですが、複数案件を抱えながら日々仕事をこなしていくため、忙しい時期もあります。1日に数件の打ち合わせを行いながら、ほかの企画を考える時間をなるべくつくれるように、自分で調節をしながら仕事をしています。

――具体的にどのようなお仕事をされているのですか?

最近では、とあるクライアント様から蔦屋書店での展開(単発のプロモーション)のご依頼がありましたが、チーム内で「求められている以上のものを提案しよう」ということになり、データを活用し、コンセプトを含めたトータルプロモーションを提案しました。具体的には、商品のプロモーションにおけるメインコピー・メインビジュアル・ポスターやリーフレットデザイン・蔦屋書店を絡めた企画など、立体的な提案を行いました。結果として、その提案通りに採用していただいたことに、強いやりがいを感じます。1つの案件に対してチームメンバーは少数で行うことが多いですが、このように提案が具体化するにつれて専門的な知識を持った人材にも協力してもらいます。店舗で行うイベントに強い人や制作経験がある人など、CCCには経験が豊富な人たちがたくさんいます。年次関係なくアイデアを出し合うことができるフラットな雰囲気の中で、チームで補完し合いながら一つの企画をつくり上げていきます。こうして、プランニングだけでなく制作、戦略だけでなく戦術というように、枠を超えた提案を行っています。

――プランナーのお仕事で、アイデアを出すために心がけていることはありますか?

とにかく量です(笑)。アイデアを出すのは訓練だと思っているので、人にひかれるくらいアイデアの数をできるだけ出すようにしています。

また、頂いた案件の商品・サービスはとにかく試します。前職では、新幹線で行かなければならないほど遠方にある観光地に自費で赴き、現地に行くことでそこでしか得られないリアルな情報を得たりしていました。意外とこういうことができる人は当時社内で少なかったのですが、私は意識的に行うようにしています。加えて、生活の中では情報感度を高く持つように心がけています。もっとこうなったら面白いのにな、というアンテナや好奇心を常に持つことは大事だと思います。

――お仕事で特に大変なことを教えてください。

以前は福岡を拠点にしており、CCCに入社して東京に来たばかりなので、まだそれほど人脈が広がっていないことで大変さを感じることはあります。例えば、協力会社とのつながりがなく、どこに相談したらいいかわからず、手間取りました。このときは、先輩に紹介していただけたのでよかったのですが、まだそれほど人脈がつくれていないことによる苦労があります。

中途社員の視点

――CCC入社以前に積んだ経験が役立ったことはありますか?

「自分の武器はすべて使う」という意識をもって仕事をしているため、例えば、先ほどお話したトータルプロモーションの提案では、コピーを含む制作の部分など、経験を活かして企画全体の統一感を出すことができました。こうした仕事への熱意がクライアント様に伝わり、案件の採用につながったのだと思います。今までの経験に無駄なことがない、と実感しました。また前職では、限られたコストで企画をつくる必要があったため、制限が多い中でアイデアを考えるトレーニングが日頃からできていたように思います(笑)。

――入社前のイメージと、入社後の現実にギャップはありませんか?

ギャップはあまりないです。まだ社内の色々な方と一緒に仕事が出来ていないので、これからほかの職種や若手の方たちともっとふれあえる機会を作り、一緒にアイデアを出し合えるような場が増えればいいな、と思います。

――CCCらしいなと思うポイントを教えてください。

CCCにルートがないクライアント様にも自ら企画を提案するなどといった「自主提案」を、積極的にスピード感をもってやっていることに驚きました。依頼がなくても仕事を得ていく実行力はすごいと思います。幅広い視野を持ってソーシャル課題にアプローチし、今までつながりがなかったクライアント様と仕事ができるところも、CCCらしく思います。

これからCCCでやりたいこと

今以上にクライアント様から、「困ったらまず、CCCに相談してみよう!」と思っていただけるようにしたいです。自分自身、入社前はCCCという会社をあまり深く知らなかったこともあり、データという武器だけでなく、「CCCだからこそできること」を増やしていきたいです。例えば、提案ができる媒体のバリエーションを広げたり、立体的なプロモーションができることを印象付けたり、CCCの強みを増やし、より多くのクライアント様に存在を知っていただきたいです。

個人的には、提案するクライアント様を増やしたいですね。自分自身データに基づいた企画づくりがまだ完璧にできるわけではないので、仕事をしながら学んでいる最中です。今後は提案スピードもさらに上げていきたいですね。

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