CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

本気でぶつかりあったからこそ、得られたもの。


CCCに長年所属している社員の経験や想いにフォーカスを当ててお伝えする「#先輩社員の足跡」。 

今回の先輩社員は、CAFÉ&LOUNGE企画本部の責任者をされている鈴木さんです。 

様々な事業部で活躍されてきた鈴木さんですが、これまでの各事業、各チームでどのようなことを大切にされながらお仕事をされてきたのかをお聞きしました! 

今回の先輩社員

鈴木 眞悟 さん 

2005年中途入社。入社後は東海エリアにてTSUTAYAのフランチャイズ企業への販売CD/DVDのフィールドトレーナーから、スーパーバイザーを経て、東海・北陸で8年間支店長を務める。その後、柏の葉T-SITEにて1年半館長を勤め、2021年11月よりCAFE&LOUNGE企画本部の本部長として、シェアラウンジ事業の拡大を担う。

 入社したきっかけ

――入社に至る経緯を教えてください。 

大学の理工学部卒業後、実は働くことから逃げて、2年間就職せずに好きなことをしていました(笑)。元々は理系でシステムエンジニアになろうと思っていましたが、家族にも「お前には工学系は向いていない。人と接するような仕事の方が合う。」と言われていたのもあり、就職するなら人と関われる仕事を探していました。たまたまCCCの求人を見つけて、TSUTAYAのことも知っていたので、軽い気持ちで応募してみたのが最初の出会いでした。 

――どうして入社しようと思ったのですか? 

実は兄が外注でCCCのサイト作成に携わっており、「CCCは良い会社だよ」と言っていました。また、当時は本社が恵比寿ガーデンプレイスにあったのですが、面接に行ったら、しっかりとお客さまとしておもてなしをしてくれました。どんな相手でもリスペクトを持って接する社風があり、それが兄が言っていたような、外部からの評判の良さも生んでいるのかなと感じました。そこに惹かれて最終的に入社を決めました。

仕事で大変だったこととやりがい

――実際に仕事をしていて大変だったことはありますか? 

これまでのキャリアにおいては、フランチャイズ事業でオーナー様とやりとりすることが多かったのですが、しっかり関係性を構築してきたオーナー様であっても、取り組みの詳細を詰めていくときに、駆け引きが発生することがあります。そんな時には、はっきりと言いたいことを言います(笑)。お互い言いたいことを言い合って、最終的にはまた仲良くなるんですけどね。結局のところ人と人なので、CCCでは「顧客にありがとうと言われる仕事をする」という行動規範がありますが、そういう人としての関わりが大切なのかなと思っています。 

――お仕事をされる上でのやりがいはどのようなところに感じますか? 

フランチャイズビジネスの主体者はあくまでFCオーナー様で、TSUTAYAのビジネスの成否に、自社の社員の生活が懸かっているということも当然あります。だから、僕らに対して厳しいことを言ってきてくれることも多い。そこに全力で応えていった先に、最後プロジェクトが終わった時や、自分が担当を離れる時に「一緒に働けてよかった。」と言ってくれること。これが自分の働きがいです。 

――なぜ「一緒に働けてよかった」と言ってもらえるようになったのだと思いますか? 

僕らはTSUTAYAのFCビジネスをしているため、どうしてもTSUTAYAの売上や利益を伸ばすことばかり話してしまいがちですが、たとえTSUTAYAだけうまくいっても、最終的にFC企業様全体がうまくいかなければ意味がないわけです。その企業様が抱える別の事業を含めた事業全体のことを考えて、相手の立場で話すことが最も重要だと思ってやってきました。FC企業様にとって最適な選択は何かを突き詰めれば、時にTSUTAYAの閉店を提案することだってあります。TSUTAYAを閉店してもらった上で、TSUTAYAではないその企業様のやる別事業と関わって価値を生んでいけないか、ということを話に行ったこともあります。相手が悩んでいることを一緒に一個ずつ解決していく姿勢を大切にしてきました。クライアントさんから自分の家庭の相談までされるくらい親身になれたかが、僕にとって信頼関係を示す一つの基準です。 

CCCに入ってよかったこと

――CCCに入って良かったことは何かありますか? 

「好きで一緒で楽しんで」という言葉がCCCにはあるのですが、結局好きな人と楽しんで仕事することがとても大事だし、それが体現できている会社だなと思います。逆に僕らの仕事は好きで一緒に楽しめる組織環境にすることだとも思っているので、例えばミーティングを楽しくする工夫などもしています。好きな人たちと楽しく働けているのが一番良かったことですね。 

大切にしている価値観

――仕事をするにあたって大事にしている価値観はありますか? 

先に述べた「好きで一緒に楽しんで」もそうですし、あとはCCCの行動規範である「顧客の言うことを聞くな、顧客のためになることをなせ。」も特に大切にしています。本気で相手のためになると信じていれば、喧嘩してでもぶつかっていきますし、それは最終的には相手にも伝わることだと思っています。 

――その主張が本当に正しいのか不安になることはないのですか? 

自分が正しいと思うものをまずは相手にぶつけてみて、それを聞いて相手がおかしいと思ったのならどこでそう思ったかを聞けばいいんですよね。最初から完璧な正解を出すことは不可能なので、お互いぶつかり合う中で、よりよい形に仕上げていけば良いだけの話だと思っています。これをやらないで、最初から完璧を求めすぎて時間がかかり、時期を逸するということがありますよね。「相手にちゃんと聞くという能力をつける」というのがCCCで最初に上司に教わったことですね。 

――さまざまな環境で働かれていると思いますが、その時に気をつけていることはありますか? 

新しい領域の仕事についてもそこで既に専門的にやっている人は沢山いて、その人たちと同じフィールドで同じように働くというよりも、自分は「その組織にどういう人がいてどうやって回っているのか?」「回っていないのはどこか?」「なぜ回っていないのか?」を常に考えて、足りていない部分があったらそこを自分がやるということを大切にしています。つい自分の得意なフィールドばかりで戦いたくなってしまうのですが、それをするとチームとしての底上げにはなりづらい相手にそこは任せて自分の役割を他で作るという考え方が、特にリーダー職においては大事だと思います。組織を俯瞰して見極める力、役割に入った時にある程度実行できるスキル。これは結婚生活にも言えることですね(笑)

シェアラウンジ責任者としての展望

――CCCが展開するシェアラウンジの特徴は何でしょうか? 

まず大きいのが、世の中のコワーキングスペースがほとんど月額会員制である一方で、CCCのシェアラウンジは1時間から誰でも使える点です。実際、全体の来店者のうち、半分以上の方に、時間利用をしていただいています。また利用形態も、仕事利用、カフェとしての利用、イベント、ちょっとした飲み会など、本当に多様な点も特徴です。 

――現在シェアラウンジの責任者として、どんな展望を持たれていますか? 

会社としてもモノを貸したり売ったりすることから、空間ビジネスに転換していこうという方針もあり、2019年にCCCとしては初めて利用時間に応じた課金制のシェアラウンジを渋谷スクランブルスクエア内に作り、その後も色んな立地やタイプのシェアラウンジをOPENさせてきました。しかし、初めての取り組みで、うまくいかないこともたくさんありました。そうした試行錯誤の末、今は成功するやり方が見えてきた段階で、これからはまず都心に100店舗一気に出店していこう、と進めています。そんな大きなことを言いながらも、自分自身実際にラウンジの現場に立って、接客する時間が好きだったりします。まだまだ未知のサービスでもあるので、お客さまにお声がけし、一人一人丁寧にご説明して、実際に利用してもらい、お客さまからお礼を言われた時は、やっぱりうれしいです。就職の時家族から言われた「人と接する仕事が向いている」は本当にその通りでしたね。

学生へのメッセージ

「好感度人間たれ!」「好きで一緒に楽しんで。」 

25歳の時にこの会社に入社して1番驚いたのは、結構重要な仕事を右も左もわかっていない私にいきなり任せてもらったことです。CCCの社風として良いところでもありますが、任せられた側としては「知識もない」「経験もない」「実力も足りない」中で戸惑い以外のなにものでもない毎日でした。店長たちより知識をつけなきゃ、もっと変わった経験をしなきゃと焦ったものです。 でも焦っても良い事なんてなにもなく、 よくよく考えたら知識や経験を店長よりつけなきゃいけないって何でだろう?と疑問に思いました。 経営は経営者、店舗運営は店長、物件開発は開発営業とそれぞれの分野に専門家(先輩)はいるわけで、 であればこの人たちに助けてもらったら良いんじゃないか?と動き方を変えました。 自分が起点となり目標とマイルストーン・スケジュールを引き、それぞれの専門家に助けてもらう。 このことが出来る様になったら自分にとって未知の領域でもどんどん踏み込んでい行ける様になりました。 そうなるとどれだけ多くの協力者が自分にはいるのかが1番大事なファクトになります。 その時に意識しなきゃいけない事がCCCで大事にされている先に述べた2つの言葉です。 皆さんも自分の能力とミッションとのギャップで悩むことが出てくると思いますが、 是非、そこを意識してみてください。きっとうまく行きます!