CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

新入社員と先輩社員をマッチング。「つながり」を作る企画。

CCC社員の縦の関係性について紹介していく「#先輩後輩の歩み」。 

多種多様な事業をもつCCCでは、入社後の環境も様々です。先輩後輩の関係性に焦点を当て、新入社員の成長の機会についてご紹介します。 

今回は、入社間もない社員と先輩社員とをマッチングする「Tキューピッドプログラム」という企画。その発案・運用に携わっている瀧澤伸介さんのインタビューをお届けします。 

今回の先輩社員

瀧澤伸介 さん 

2007年新卒入社。半年間、TSUTAYAにてCD・DVDの販売担当後、インターネットのメディア営業に5年半程従事。その後7年間Tポイント提携先様向けのコンサルタントを務め、2020年4月よりCCCマーケティング株式会社人事総務EX推進チームにて人材育成のための能力開発プログラムの企画・実行や「Tキューピッドプログラム」を始めとした社内コミュニケーション活性化企画で、従業員体験の向上を目指している。 

「TQP(Tキューピッドプログラム)」とは

CCCマーケティンググループの中で、入社したばかりの社員に対して既存の先輩社員を割り当て、新入社員の要望に合わせて他の社員を紹介し、社内人脈を広げてもらおうという企画です。ランチ会の形式で毎月開催しています。仕組みとしてはまず、先輩社員が「キューピッド社員」、新卒・キャリア入社社員が「ウェルカム社員」として、それぞれウェブ上のフォームを通じてエントリーしてもらいます。ウェルカム社員の「こういうことが知りたい」「こういう人とつながりたい」という要望に合わせて、我々が両社員をマッチングします。キューピッド社員はその名の通りキューピッド役をやるので、ランチ会にウェルカム社員の希望に沿った別の人を呼んでくるわけです。それによって、派生的にどんどんつながっていくことができる、という取り組みになっています。

ハイブリッドワーク下でもつながりを作る「TQP」

「TQP」を企画したきっかけについて教えてください。 

新型コロナウイルスによって、働き方に大きな変化が起こったことがきっかけの一つです。「会社で仕事をするのが当たり前」だったのが、いきなり会社に来られなくなってしまいました。もともと会社にいた人たちはつながりが既にあるので、リモートでも何となくコミュニケーションがとれて、仕事ができるにはできる状態だったのですが、新入社員やキャリア入社の方々にとってはそのつながりが生まれないままになってしまっていて。つながりが生まれないと、どこに誰がいるか、誰に聞いたらいいのかがわからないから仕事がしにくいんです。そういう面の問題を何とかしようと思ったのがきっかけですね。 

人と人とのつながりを作る、というのが大きな目的だったんですね。 

そうですね、コロナ以外では「従業員エンゲージメントの高い状態を作ること」も目的の一つになっています。CCCマーケティンググループでは、社員の一人一人が会社の未来と自分の将来を重ね合わせて、主体的に取り組んでいる状態が「エンゲージメントが高い」という風に考えています。エンゲージメントの要素は、組織に対する理解度/共感度/行動意欲の3つに分解することができ、共感度はもちろん、理解度を成熟させる上でも、人と人のつながりが大事だよな、と考えました。あとは、そもそも自分がCCCを選んだ一番の決め手が「人」なんです。学生時代、学生なりに色々なことにチャレンジする中で、切磋琢磨したり時間を共有したりすることが心地よいと感じていた人間関係のイメージと、CCCの選考を受ける中で出会った人たちの雰囲気が似ていたり、よりわくわくするような人たちと一緒に働けそうだって思って。幸い、15年間働いていて一番変わらないものがそれだったんです。面白い人がたくさんいるのにつながれないのはもったいないし、それを知らなかったらこの会社の魅力がわからないかもしれないという危機感もありました。だからこそ、人と人をつなげるのは必ずいいことにつながると思って、この企画を考えました。 

新たなアイディアへと結びつく「TQP」の反響と今後

「意気投合して、CCCマーケティンググループの中で行っている新規事業のアイディアのコンペに一緒に挑戦することになった」「仕事の相談ができるようになった」という声がありました。そういうつながりを作れた、という点で価値が生める企画だと思っています。キャリア入社の人でいうと、自分のスキルで活かせることについて模索していた時に「TQP」に参加して、他の部門の人と交流して協力関係を作れたことで、自分のスキルを生かせる場が増えたという体験も聞きました。このような反響をいただけたことは、企画開始当初から「こんなことが起こったらいいな」と考えていたことなので本当に嬉しく思いますし、今後の励みになりますね。 

今後の展望として描かれていることはありますか? 

今の企画の改善と、派生してできた企画の運用という2つがあります。今の企画の改善としては、もっと多くの人が参加したいと思ってくれるものにすることと、参加してよかったと思ってもらえるものにすること。まだ始めて1年なので、改善点はたくさんあると思っています。派生してできた企画については、「TQP」は人と人をつなげる企画だったけど、今度は、ヒトとコトをつなげる企画を考えています。新しい事業/サービスを作りたい、今の企画をこういう風に改善したい、という想いはあっても、一人じゃなかなか進められないっていう人もいると思うんです。そういう仲間が欲しい人に対して、お試しミーティングをするような企画の準備を進めていて、4月以降に運用を始めようと思っています。「TQP」は入社して1年間がウェルカム社員としての対象でしたが、この企画では想いがある全社員が対象です。 

CCCでの成長とこれからの目標

CCCに入ってよかったと感じることについて教えてください。 

仕事の中で小さな成長を積み重ねる機会を変わらず得られていることと、入社以来ずっと変わらず良い人との出会いがあることです。良い人との出会いによって自分になかった考え方や仕事の仕方を学べたり、自分の中で勝手に決めていた線が、相手が求めるものと全然違うこともあるんだなと感じたりすることもありました。あとは同期でも新入社員でも、中途入社社員でも、変なしがらみもなく普通に遊びにいったり、飲みにいったりする関係性を築けるコミュニケーションが僕は好きなので、それが気軽に出来ることが良いですね。それから「TQP」にもつながる話ですが、人とのつながりによって協力関係が築けることですね。皆さん自分の仕事やミッションがあって、そこに取り組むことに忙しいと思うんですけど、仕事外の話でも、相談したらすぐに乗ってくれる。そういうCCCの社員同士の関係性が僕はすごく好きだなあと思いますね。 

これからの目標について教えてください。 

健康に楽しく生きることと、社員の皆さんがそうあれる仕事環境・体験をつくることです。今は時代も、事業環境も、会社のステージも変わってきている。その中で、今まで通りの働き方や生き方のままでいることが働く人のためになるとは限らないし、そうじゃない方が会社からみてもより良い成果につながるということもあり得ると思っています。だからこそ、今までのあたりまえを引きずりすぎないようにしないといけないな、と思います。それぞれの人の幸せや、「良く生きたい」っていうのって一番大事な価値だとも思うので、個人としても追及していきたいとも思うし、それが実現できる一つの要素として、この会社や仲間がいればいいなと思います。「仲間」や「人」が良いな、と思える環境は素晴らしいと思うので、そう思うことができる「つながり」の機会を大切にしていきたいと思いますね。