CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

「企画人材」を育てる勉強会。 

CCC社員のタテの関係性について紹介していく「#先輩後輩の歩み」。 

多種多様な事業をもつCCCでは、入社後の環境も様々です。先輩後輩の関係性に焦点を当て、新入社員の成長の機会についてご紹介します。 

今回は店舗配属の新入社員に対して行われた、「企画人材」を育てるための勉強会について、プロジェクトメンバーであった横手奎祐さんと神谷京甫さんにお話を伺いました。 

今回の先輩社員

横手奎祐さん 

2016年4月入社。梅田 蔦屋書店の店長補佐を経験した後に、羽田空港 蔦屋書店のプロジェクトリーダーを担当し、TSUTAYA店長、またTSUTAYA直営本部東日本直営室都心エリアに所属し、直営店舗の都心エリアマネージャーとして都内にある店舗の管理に従事。2022年4月からは、中国事業本部に異動をし、中国での店舗開発に携わっている。

神谷京甫さん 

2018年4月入社。スターバックス事業に3年間従事し、店長も経験。2021年からTSUTAYA香里園店に異動しBOOK、文具雑貨、改装業務全般といった幅広い業務に従事。2022年4月からは、CCCマーケティングに異動をし、クライアントのソリューション営業を担当している。

「企画人材」になるための勉強会 

今回の勉強会の概要について教えてください。 

横手:店舗配属の入社1年目社員を対象として「企画人材になる」をテーマに研修を企画しました。このテーマを選んだ理由は、店舗ではなく、CCCに入社したということを重視したかったからですね。CCCの「企画人材」になるためには何が必要なのか、というところを意識してプログラムを組みました。月に1回90分の勉強会を計10回、「全国で横展開できる企画をつくる」を最終的なゴールとして行いました。毎回1から企画した研修内容についても、店舗での業務に直結するテーマに絞ることで、勉強会における学びが日常業務にも活用できるようにしました。 

神谷:最初の段階で、企画に必要な要素をこの取り組みのプロジェクトメンバー6人で定義づけをして、ゴールから逆算して内容を考えていきましたね。企画に必要なそれぞれの要素を身に付けるためにはどうしたらいいのか、ということを考え、アウトプットとインプット、二つ合わせて内容をつくっていきました。前半は講義やインタビューが中心、後半は自店舗の分析を踏まえて実際に企画運用をしてもらい、フィードバックを繰り返していく、という内容でした。 

チームメンバーでの助け合い 

企画がスタートした経緯について教えてください。 

横手:新入社員の複数名がTSUTAYAの直営店舗に配属が決まり、TSUTAYA直営店の事業部長の方から僕に依頼がきたことが始まりです。その時の条件としては、店舗経験のある若手と一緒にやること、逆に言えばそれ以外は何でもいいよという感じでした。そこから人材開発部の方にもアドバイスをもらいながらプロジェクトメンバーの選出、その時にはこれまでどういう事業を経験しているのかなども考慮して、企画内容を詰めていきました。 

チームで進めていく中で意識していたことはありますか? 

横手:重ねてきたキャリアが違っても、同じような悩みを持っていたりするので共通点をみつけることを意識していましたね。浮上した問題に対してそれを解決するためにどうしたらいいのかっていうところで、例えば神谷さんが経験していたスターバックスはこういうのをやってますっていう事例が出たり。それは確かにTSUTAYAにないねっていう話が企画にも活きました。 

神谷:培ってきたスキルや経験も違えば、強みも違ったので、お互いに補完し合える部分がたくさんありましたね。すごくいいバランスがとれていました。プロジェクトメンバーのチームワークが良かったので、救われたことも多かったし、うまくいった要因のひとつだと思います。 

後輩たちのスキルアップ・つながりの強化へ 

勉強会はすべてオンラインで行いました!


実際の反響はいかがでしたか。 

横手:勉強会を始めた時は全てが手探りだったので、失敗も重ね、コンテンツも毎回悩みながら企画していましたが、回を重ねるにつれて1年目の社員の企画が、自分が1年目の頃よりレベルが高くなっている事に気づき、大きな手応えを感じました。正直、「全国で横展開できる企画」に1年目の社員がチャレンジするって高い要求なんですけど、高い目標じゃないと意味がないと思っていました。だめだったらだめでも、その過程で得られるものもあるし、振り返ってみると意外とできていることも多いですしね。 

神谷:実際に新入社員の皆さんが活躍して名前も挙がっていて、事業部全体で反響があるんですよ。僕らがいままでやってきた勉強会が、その子たちがスポットライトを浴びるための材料になっているっていうのを実感できて、すごく嬉しいです。あとは最初の方は新入社員とのオンラインのコミュニケーションだったので少し距離を感じたこともありましたが、徐々にフランクにコミュニケーションをとれて、連絡をくれるようにもなって。そういうコミュニケーションを頑張ってよかったなとも感じますね。 

コロナ禍でのコミュニケーションというのは特に難しいイメージがありますが、実際どうでしたか? 

横手:そうですね。知らない土地で勤務して、知らない人の研修を受けてっていうのは1年目の子たちはかなり気を遣うだろうから、丁寧にコミュニケーションをとるようにしていました。全体の場では相談しにくいだろうから、僕らプロジェクトメンバーがメンターとして何でも話を聞くよ、という体制も作っていました。実際に1年目社員からもコロナ禍や店舗勤務という環境の中で、同期社員が何をしているかが毎月確認できることは、大きなモチベーションになったと感想を聞けたのは嬉しかったですね。お互いの活躍を知って、切磋琢磨することで店舗での活躍につながる、という環境を設定したいとプロジェクトメンバーともよく話していたので。 

神谷:距離を近づける、という点では少しでも会えたら会いにいくようにもしていました。オンラインでしか勉強会自体はやっていないんですけど、僕と横手さんはシェアラウンジ担当だったので、一緒に現場を見に行ったり。そういう工夫は最大限したかな、と思います。 

後輩との関係で大事にしていることとCCCに入ってよかったと感じる点 

後輩との関係で意識されていることはありますか? 

神谷:後輩の目線に立って、状況に応じて効果的なコミュニケーションを取れるようにしています。相手の目線に立つっていうのは上司と関わるときでも部下と関わるときでも両方とも必要だと思っているんですが、「今何を求められているんだろう」と考えてサポートするようにしています。後輩については、僕らが簡単にできることでも、なかなかできないことがあると思うので、相手の目線に立ってしてコミュニケーションをとるようにしています。効果的なコミュニケーションってたぶんそこだと思うんですよね。相手が今何に困っているのかを考えて、じゃあ自分だったらどういう風に声かけてもらったら嬉しいかな、 モチベーションが上がるかなというのを考えます。

横手:これまでを振り返ると僕の成長は、常に機会を与えてくださる諸先輩方のおかげであると考えているので、これは同時に、自分自身が後輩に対して成長する機会を作り出す責任があると考えていて、常に意識しています。単純に自分がチャレンジしたいんですっていう意欲に対して機会を与えられてきたので。僕自身も若い人に限らず、一緒に仕事する人が極力望む形で成長できる機会を作りたいなと思いますね。僕の場合はそれがCCCに入って来た意味だし、来てよかったなと感じる点でもあります。 

CCCは成長の機会が多いというのはよく耳にしますが、お二人はどうですか?

神谷:毎年ステップアップしていくところは確かに僕も感じます。何か目標をクリアするたびにもう次の目標が現れていますよね。 

横手:そうだね、達成する前に現れるよね。 

神谷:たしかに。でもそういう高い壁がやってくる条件って一生懸命やっている人とか、信頼とか約束を守れる人だなっていうのも感じるなあ。あと、大きな仕事任されて、それを無理だなって思った時に支えてくれる人が絶対にいるのは有難いですね。この企画でも、自分たちでは埋められない部分を経験ある方々が埋めてくださりましたし。「人が良い」っていう部分はすごく感じますね。