CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

経営層に刺さる最善の一手に悪戦苦闘。それでも前を向く心得とは。


CCCに長年所属している社員の経験や想いにフォーカスを当ててお伝えする「#先輩社員の足跡」。 

今回の先輩社員は、Tポイント・ジャパンでアライアンス企業様やメーカー企業様に対してマーケティング支援のご提案・実施をされている岩田慶三さんです! 社内外の経営層との商談やディスカッションを数多くされている岩田さん。インタビューを通して企画やプレゼンをする上で大事にしていることや、大切にしている仕事観などをお伝えしていきます。

今回の先輩社員

岩田 慶三 さん 

2007年新卒入社。1年目は店舗勤務で映像レンタルを担当し、2,3年目でモバイルコンテンツ事業でコンテンツプロデューサーを経験。その後、販促基盤ユニットでサービス開発を行い、現在はTポイント・ジャパンでアライアンス企業様やメーカー企業様にマーケティング支援の提案を行うユニットのリーダーを務める。 

入社したきっかけ 

―入社の理由を教えてください。 

僕は高校の頃からテレビが好きで、大学はメディア社会学部に入ってメディアについて学んでいました。在学中は学校のパンフレットの制作などメディアを作ることに関わっていました。その経験から、メディアを作る企業を軸に就活をし始め、当初は出版社などを見ていましたが、文字を書き続ける仕事は自分には向いていないなと思い、業界を広げました。 

そこで幅広く事業をやりつつ、ネットも絡めてメディアの仕事が出来るCCCの事業に惹かれ、面接を受けていく中で社員の人の良さも感じ、入社を決意しました。 

 ―実際に入社してみてどうでしたか? 

1年目の店舗への配属は入社前は想定していませんでしたが、イメージしていた以上に面白かったです。売場を変えることでお客様の反応ってすぐ変わるんですよ。モバイルコンテンツのプロデュースもそうですが、自分がやったことに対する数値的なフィードバックが目に見える形ですぐ出てくるのが面白いなと感じていました。そこから今度はサービスの仕組みに興味を持ちだし、他のサービスとの差別化や、ゼロからサービスを生み出すことをやってみたいなと思い始め、サービス開発に向かいました。人の良さは毎日感じています。何か困ったことがあると発信さえすれば、みんなが手を差し伸べてくれる機会が本当に多いです。  

CCC仕事遍歴 

―今までの経歴を教えて下さい。 

1年目は店舗で映像レンタル担当として接客やアルバイトマネジメント、売場作成などをしていました。2,3年目でモバイルコンテンツプロデューサーとして着うたなどの楽曲調達やモバイルサイトの企画運営に携わりました。そこからサービスの仕組みに興味を持ち、各部署から起票される開発案件のヒアリングや調整を行い、要件定義やサービスインまでの進行管理をする販促基盤ユニットに行きました。その後異動でTポイント・ジャパンに配属になり、Tポイントにご加盟いただいているアライアンス企業様やメーカー企業様へのマーケティング支援の提案を、データに基づいて行っています。 

一番大変だったお仕事 

―今までで一番大変だったお仕事はなんですか? 

今の仕事が一番大変ですね。今担当しているアライアンス様が大手コンビニチェーン様なんですけど、提案する先が先方の経営層の場合は特に大変です。どういう提案をしたら喜んでいただけるか手探りで毎回準備しています。提案の前に、準備したものを一旦社内の経営層と擦り合わせるんですけど、経営層は現場と違って視座が高く、毎日コミュニケーションを取っているわけではないので、自分たちの提案内容をどう感じてもらえるか?という点でとても緊張します。 

 ―経営層への提案をする上で意識されていることはありますか?

アライアンス企業様の経営層に提案するときに大事になるのは「相手が何に困っているか」ということです。その企画の種になる困ったことを知るために、経営層の方が書かれている記事やインタビュー、本などを読み、相手の考え方や思想を知り、そこに刺さる提案を考えることを意識にしています。あとは経営層に近しい方にヒアリングです。「最近こんなことに頭を悩ませていたよ。」と聞くことが出来れば、どんな些細なことでも提案に盛り込むことが出来るかもしれません。 

そのうえで、仮説を持って自分の頭で考えたことをしっかり伝えることです。どんな提案でも「自分のやりたいこと」を叶えたい意志があるほうが説得力も増しますし、譲れない部分やコンセプトを相手に伝えることで、改善に向けての議論が始まるからです。あとはひたすら色々な情報をインプットしてアウトプットする練習をして、質を高めることを意識しています。 

 ―提案する場で緊張することもあると思いますが、プレゼンで気を付けているポイントはありますか? 

相手がどんな反応をするのかを思い浮かべながら準備しています。「こんな反応をされるだろう、そしたらこうやって話を展開しよう」というように仮説を何個も立てることで、当日相手の反応次第で色々話も膨らせることが出来ます。そうやって他人から見たら無駄だと思えるようなところまで色々考えて準備することが、自分の自信に繋がります。自信のない人の提案はどこか冴えない印象になります。自信を持つためにあらゆる準備をすることが大事です。 

 ―以前からプレゼンは得意だったのですか? 

そんなことはありませんよ。僕は無意識に「まあ」を頻繁に言ってしまう癖がありまして、上司の方からプレゼン中に何回「まあ」を言ったかを正の字で数えられたこともありました(笑)。何度も口にする言葉の癖は、それだけで相手の気を散らせてしまいますから、改善していきました。こういった小さなことも、最善に向けた準備ですね。 

一番やりがいを感じたお仕事 

―一番やりがいや達成感を感じたお仕事は何でしょうか? 

店頭を絡めた販促プロモーションでTポイントグランプリとTスタンプラリーを実施したことです。当時は店頭を絡めたメーカー様に対する販促プロモーションが出来ていませんでした。それを実現するために、数多くのメーカー様に営業し、小さい施策でも実施することにより信頼を築き、大手メーカー様と大手コンビニチェーン様での実施が決まりました。やったこととしては、1つのブランド商品を誰が一番購買したかを競うTポイントグランプリを開催し、それと並行でスタンプを溜めるとポイントと交換できるTスタンプラリーを実施することで、グランプリ上位だけでなく参加者全員が楽しめる企画を行いました。景品の上限個数の変更やシステムの改修を短期間で行う必要があったのですが、サービス開発の経験で仕組みを理解していたので、リソースを上手く使って円滑に改修が出来ました。過去の経験も活かし、CCCとしてはあまり出来ていなかった店頭の販促プロモーションとしては尖った企画を実施出来たので、個人的には思い出に残っています。 

 ―実際にクライアント様の反応はいかがでしたか? 

その時のクライアント様の担当の方が異動になるタイミングで、お別れ会のような形で一緒にご飯に行ったんですね。そこで「自分が担当した案件の中で一番尖った企画が出来て楽しかったです!ありがとうございました。」という言葉をいただけて、本当に嬉しかったです。そういった意味でも印象に残っていますね。 

今だからわかるCCCに入ってよかったこと 

自分が困っているときに、SOSを出せば助けてくれる人がたくさんいます。僕はこの会社にしかいたことがないですが、転職して戻ってきた人からも同じような話を聞きます。特に新しいことにチャレンジするときとかはわからないことだらけなので、そういう意味ではチャレンジしやすい環境だなと思います。 

あとは何かやるってなったときに、部署を跨いで一体となって取り組むところが好きですね。 

大切にしている仕事観 

可能な限り自分も周りの人も笑顔になることを大切にしています。お客さまに笑顔になっていただくには、まず自分が笑顔でいなければなりません。もちろん気分が沈むことや辛い時もありますが、そのときはSOSを発信しつつ、それでも笑顔を絶やさず仕事をしていきたいです。なので打ち合わせとかでも、些細なことですが、雑談で相手に笑ってもらい、自分も笑うことで何か生み出せるのかなと思って心掛けています。 

後は約束を必ず守ることは、会社の行動規範にもあり、自分の中でも気を付けています。 

未来の若者に一言 

仕事って結構色々なところに転がっていて、僕自身もそれぞれの職種で様々な経験をしてきました。希望の配属先でも、そうでなくても、無駄な経験は一つもありませんし、思わぬ形で活かされることもあります。その場その場で感じたことを大切にして、行動し続けることで開ける道もあると思います。そんな多種多様な経験を積むことができる会社だと思うので、良い意味で会社を利用して、チャレンジして、共に成長していける仲間になれたら嬉しいです。