CCCの「企画」「人」「働き方」を伝えるメディア

“苦手”を“楽しい”に。もがき続けた先に見つけた醍醐味。

f:id:CCC_RECRUTING:20220225134817j:plain

CCCに長年所属している社員の経験や想いにフォーカスを当ててお伝えする「#先輩社員の足跡」。

今回の先輩社員は、本部とフランチャイズ(以下、FC)店舗の店長や加盟店のオーナーとの架け橋となりながら、管轄店舗の利益向上を図るスーパーバイザー(以下SV)を長年務め、現在は支店長としてチームをまとめ活躍されている石橋さんです。

SVとして、社会人として何を意識して仕事に向き合ってきたのかを、本音と共にお届けします!

今回の先輩社員

石橋 親(よしみ)さん

2008年新卒入社。1年目はグループ会社でCRMコンタクトセンター等でお客さま対応。その後は首都圏、北信越、九州などのTSUTAYAのSV(スーパーバイザー)を各地で担当し、現在は九州で支店長としてチームをまとめている。

入社したきっかけ

――入社に至る経緯を教えてください。

就活はメーカーを中心に受けていました。メーカーを受けていたのは、福利厚生がいいなと思ったためです。そんなある日、友人がCCCを受けるというので、遊び半分でついていきました。最初はメガネの会社かと思っていたので(笑)、TポイントやTSUTAYAをやっている会社と知って驚きましたね。面接を受けていく中で、社員の方の人が良さそうだと感じて、面白そうなことができそうだなと思って入社を決めました。

――実際に入社してみてどうでしたか?

面白い人、個性的な人が多いですね。音楽がとても好き、映画がとても好きだとか、何か趣味や好きなことがある人が周りにたくさんいます。あと人間的な魅力を感じる人が多い気がしますね。うちの会社は出戻り(一度退職し、再入社すること)が多いのですが、他社に行ってからまた戻ってくる人が多いというのは、「CCCの人の魅力」も理由の一つなんじゃないかなと思います。

CCC仕事遍歴

――今までどんな経歴を歩んでこられましたか?

私が入社した当時はジョブローテーション制度があったので、1年目から3年目まではそれぞれ違う仕事を経験しました。1年目はCCCグループの物流会社で、CRMコンタクトセンターの窓口でお客さま対応をしていました。2年目はTSUTAYA店舗で映像レンタルを担当し、その後TSUTAYAの出店に際してリサーチ業務を行う部署で働きました。3年目に東京でSVになり、その後も首都圏、北陸、九州とSVを担当し、現在は九州で支店長としてメンバーのマネジメントや加盟企業様のフォローを行っています。

一番大変だった仕事

――若くしてSVとして店舗を指導する立場になった時のことを教えてください。

本当のところ一番やりたくなかった仕事がSVだったんですよね。入社2年目でSVの方と密に連携する機会のある出店リサーチ業務のチームで働いていたんですが、当時優秀なSVの方がバリバリ仕事しているのを横目に見て、自分には向いてないなと思っていました。当時の自分では、長年TSUTAYAをやられているFC加盟企業様のCCCへの期待に応えられる自信がなかったですし、そもそも営業は自分には向いてないと思っていました。店長もしたことがない、B to Bの仕事をしたこともない。対応する相手はみな年上の方ですし、これといった武器を持っていない中でSVの辞令をもらい、最初は不安しかなく、すぐには受け入れられませんでした。

――最初不安しかなかったというSVの仕事を任され、どんなことが困難でしたか?

まずは、先方から投げられたボールをちゃんと返すことが難しかったです。まずはとにかく情報を持っている人や社内の知り合いにたくさん聞きに行きました。日々多岐にわたるお問合せやご要望を店舗や企業からいただくのですが、当時の自分が自力で返せるものは限られていたので、社内で教えてくれそうな人を探して聞きにいくことを繰り返していました。僕は三男で末っ子なので、そのキャラを存分に活かして、人に頼られて嬉しそうにしてくれる人の懐に入り込んでいました(笑)。周りは全員年上ですし、そこはもう開き直って。全く違う部署の人にも話を聞きに行くことで、社内の人脈も広げていけました。

そうは言っても経験はないわけですから、自分の力不足が原因で、「SVを変えて欲しい」と店長から言われたこともありますし、加盟企業様との親睦を深める席で、自分の発言で信頼を損ねてしまったこともあります。そんな経験を通じて思うのは、やっぱり人間関係がすごく大事になってくる仕事だということです。

何か取り組みをするにしても、加盟企業様の信頼を得て一枚岩になってないとうまくいかないことが多い。本部側の目線であるべき論を振りかざすのではなく、加盟企業様と同じ方向を向いて、同じ目線に立って話をすること、そのためにはやっぱり密に店長やオーナー様とコミュニケーションを取ることが一番大事でした。それから随分時間が経ってから、当時担当していた加盟店企業様と別の形で仕事をした時に「あの時の石橋くん、よく頑張っていたよね」と言ってもらえたことがあって、当時の乗り越え方や頑張りは間違っていなかったんだなと感じています。

一番やりがいを感じた仕事

f:id:CCC_RECRUTING:20220225134836j:plain

――SVとしてどんなことにやりがいを感じていましたか?

一番嫌だったし大変だったけど、やっぱりSVの仕事はやりがいもありましたし、達成感もありましたね。店長や関わってくれる人たちと一緒になって、売上を上げたり成果を出したり、はたまた失敗や仲たがいすることも含めて、自分自身確実に成長できました。加盟企業のオーナー様や店長たちと信頼関係を築き上げながら、店舗と本部の架け橋として、日頃の運営指導に加え出店・改装・閉店などをSVとして全体を巻き込みながら進めている時は、それこそ体育祭のような雰囲気で楽しく、加盟店様と一緒に完遂した時の喜びは本当にひとしおでした。

九州で担当していた店舗で、レンタルがメインの店舗があったのですが、そこは少し雰囲気が暗くて夜はバイクがたむろするような場所でした。SVとして近隣に移転し大型化するプロジェクトを担当した際、店内や周辺の雰囲気も明るくなり、ファミリー層が増えたことで売上も伸びました。その後知り合いから「TSUTAYAのあそこのお店良くなったよね」って言ってもらえたときはとても嬉しかったです。

SVはやり切った先で様々な関係者から感謝の言葉もいただけますし、学びもたくさんありました。最初は苦手意識を持っていた仕事でしたが、最終的には一番楽しかった仕事になりました。

今だからわかるCCCに入ってよかったこと

――CCCのどんなところが好きですか?

なんでもかんでもって訳ではないですが、若手の時から色々任せてもらえるのはいいところだと思いますね。SVの仕事も未経験からやらせてもらえました。ほとんどの仕事を自分で裁量をもってできますし、沢山の失敗や成功ができたからこそ、今の自分があると思います。また同期にはスタートアップカフェやりたいと言って任せられている人とか、映画が大好きだから映画の買い付けをやっている人もいますし、責任を持った上でならやりたいことをやらせてくれる風土も好きですね。

大切にしている仕事観

――石橋さんが大切にしている価値観を教えてください。

仕事のやり方っていくつかあると思っています。自分が「こうしたい!」という想いや熱量を原動力に前進していく意志型、チームを第一に考え他のメンバーを支えながら仕事をしていくチーム型、他の人にはないスキルで価値を生み出していくスキル型、何かに特化してはいないが状況や相手に応じて対応していくバランス型など。その中だと、自分は完全にバランス型だと思っています。自分と違う価値観の人であっても、素直に人の意見に傾聴できたり、割とうまいこと付き合えたりするのですが、反面「自分の軸」を持って正面から相手にぶつかっていく、ということは少し弱いかもしれません。

そんな自分も、4年前からマネジメントに携わるようになりました。厳しいことや言いたくないことを、チームメンバーでもお客さまでも、面と向かって伝えないといけない場面も増えました。でも、それまでの過程でちゃんと相手と向き合って信頼関係を構築しておかないと、誰も言うことを聞いてくれないと思うんですよね。だから自分は、日頃のコミュニケーションをすごく大事にしたいと思っているし、“顧客の言うことを聞くな、顧客のためになることをなせ”というCCCの行動規範を「自分はちゃんとできているかな」と、いつも振り返るようにしています。振り返って、反省する日ばかりですけど(笑)。

未来の入社者に一言

入社して初めての配属が決まった時、それは望んだ配属先ではないかもしれません。でもそこで腐ることなく、置かれた場所で咲くことをまず考えられると、沢山の学びがあると思いますし、結果的にやりたいことをやる際の役に立つと思います。色々なことに触れて、時には遠回りもしながら、結果を出し続けることで信頼も生まれますし、本当にやりたいと思ったことを任せてもらえる人材になれます。そんな好感度人間は、この会社でも他の会社でも活躍できると思いますし、幸せな社会人人生を送れるのではないのかなと思っています。